「存在と無に続く"全能"のザルヴァートル・モデル…マークアレス。勝てる!」
概要
主要キャラクター真壁一騎の後期搭乗機にして初のアルヴィス製ザルヴァートル・モデル。「アレス(Alles)」はドイツ語で「全て」を意味し、劇中では全能という言葉を当てられている。
「THE BEYOND」一話にてマークツヴァイ改《グリムリーパー》を奪われて以来、搭乗者がいなくなって空席になっていたマークツェン改《アキレス》に搭乗し戦っていた一騎だが、現役ファフナーパイロットの不足や今後戦うであろうマレスペロのバックアップを受けたマークレゾンと戦うにあたって戦力不足というのが否めない状況だった。そこで、海神島アルヴィスのメンバーはアキレスを素体として新たなザルヴァートル・モデルを建造しようとしていた。
本来最終工程は空母ボレアリオスで行う予定だったが、BEYOND7話での戦闘の中でべノンの艦隊やファフナー、フェストゥムをアキレスが発生させた竜巻の中に取り込みながらザルヴァートル化するという形でアキレスを再構築し誕生した。
再構築は、一騎が力を解放すると共にエインヘリアルモデル特有のカノン式増幅器から同化結晶が発生し、その後に機体を中心に光球と共に巨大な竜巻を発生させながら周囲の物全てを取り込み、最後には爆発を伴いながら赤熱した本機が姿を現している。この際に一騎の肉体は金色に発光し、更に一時的とはいえ肉体の一部分を同化結晶にも覆われている。また、戦闘後に存在と無の地平線に彼が落ちている事から、ザルヴァートル化には肉体への相当な負担がかかっていることが描写されている。(この事に関してはBEYOND八話でのこそうしと彗の会話からも描写されている。)
外見は今までのファフナーより更に曲線が増え、背面の翼状のユニットや同化ケーブルも相まって生物的なシルエットとなっている。また機体色は黒に近い濃紺を基調にブルーとオレンジのクリアパーツが追加されており、今までのどのファフナーとも違う外見特徴を持っている。
武装
- 腕部シールド
素体とは別に両腕部に装備されているシールド。そこからルガーランスに似たブレードが内蔵されており、ルガーランス同様に近接攻撃、射撃攻撃両方を行う事が出来る。ただし、ビームの色は青がかった白から緑色へと変化した。
レガートの駆るマークアイン改《スペクター》を退けた直後に空と海へと放った一撃は巨大な光の柱を形成し、その一撃だけでマレスペロとセレノアが形成したフィールドを崩壊させるほどの威力を見せつけ、セレノアはその姿を「化け物」と評した。
- 同化ケーブル
背面の翼状ユニットに八基搭載されている武装。9話現在において劇中では使用されていない。