概要
『BLEACH』10周年記念の一環として書かれた小説版。上下巻構成。著者は成田良悟。
黒崎一護が力を失った空白期間に起きた事件を描いた小説。ドン・観音寺を主役に、さまざまな場所で起きる出来事がやがて一つにつながってゆく、群像劇の様相で書かれている。
あらすじ
空座町に現れた、仮面をつけた謎の女...。彼女をさまよう霊魂として成仏させようとしたドン・観音寺だったが、その出会いが観音寺を「十一番隊」、「群体の破面」、反乱を起こした「八代目剣八」、「死んだはずの十刃らしき男」の戦いに巻きこむことに...! !
(公式より引用)
登場人物
本作の主役。カリスマ霊媒師にしてTVのヒーロー。たとえ己の無力さを知っていても、強大な敵に立ち向かう勇気と覚悟を持つ男。
「仮面の女」ロカを助けたことがきっかけで事件に巻き込まれてゆく。
一連の事件の中心人物となる「仮面の女」。
ザエルアポロによって造り出された破面であり、世界に網を張る能力を持つ。
八代目「剣八」にして、大逆人。
地下監獄「無間」から脱獄し、ロカの力を使い恐るべき計画を実行しようとしている。
ロカのバックアップにより復活した十刃。
技術開発局に標本として置かれている肉体を求め瀞霊廷を襲撃する。
群体から成る十刃落ち。無邪気さと残酷さを持ち合わせた子供たち。
十一代目「剣八」。
更なる強者との出会いを求め、十一番隊を率いて出撃する。
七代目「剣八」。かつて痣城との決闘に敗北し、命を落とした。
しかし、その存在は多くの死神の心に影響を与え続けている。
黒崎一護が力を失った現在、空座町を守る少年。
観音寺と一時的に行動を共にすることに。