概要
頭上の毛がツンツンと立っているモルカーで、両サイドに初心者マークを付けている。
他のモルカーに比べてプライドが高いが時折心優しい一面を見せることもある。
苦手なものは猫。
シロモと色合いが似ているが若干こちらの方が黄色がかっている。
運転手は、第3話では白い水玉模様の黄色いエプロンを付けている主婦のような女性。
第5話では運転手は「5」のゼッケンを付けているレースドライバーの男性(下の画像)。
3話と5話に登場した2人の運転手がどういった関係にあるのかは語られておらず不明だが、10話の予告にてレースドライバーの男性は実は飼い主であることが判明していることから恐らくカップルか夫婦の関係にあると思われる(10話の予告映像にちらっとレース用で使っていたロケットが映ることから)。なお、レースドライバーの男性にもう一つの姿があり...。
飼い猫を演じた茶虎猫の名前はチャッピー。アニメ本編での運転手の飼い猫の名前は不明。
各話の活躍
第1話では渋滞でポテトの4台前に並んでいた。
初主役回の第3話では運転手の飼い猫が車内にいることを知り、パニックを起こすが、夏の炎天下で上昇する車内温度を見て、苦手な猫を熱中症から助けようと行動を起こした。
レストランのパフェを見て、レストランに停車していたポテト、シロモ、チョコ、テディ、ブチ柄のモルカーと共に店内へ入り、コールドドリンクディスペンサーに自らぶつかって猫を救出した。
第5話では赤いロケットエンジンを二つ付けていたが、それらが機能しなかったため、スタートダッシュに失敗する。運転手が直そうとロケットエンジンを叩いていると暴発し、そのうちの一つがニンジンの保管所に墜落した。追いつくものの、散らばっていたニンジンを食べようとしてチョコと取り合いになるが負けてしまう。
ニンジンを食べられず、泣きながらトボトボと1着でゴールし、優勝賞品の野菜が沢山入ったトロフィーを受け取り喜ぶが、物欲しそうにゴール目前で立っているポテト、シロモ、チョコ、テディを見て、トロフィーに入っていた野菜を山分けして一緒に食べた。
第9話では凍結した路面の状況下で他のモルカー同様に一緒に踊っていた。
第10話ではヒーローに憧れを抱き、脱初心者マークを目指して猛特訓を重ねていた。
そして初心者マークが外され、念願のヒーローな外装になれる…と思っていたら施されたのはアニメのキャラクター・魔法天使もるみのイラストであった。
自分が思っていた物と違う物になってショックを受け、そのまま外出した際には周囲の視線すら自らを嘲笑う蔑みの念があると思い込んでしまい路地裏で涙を流していた所、木から降りられない猫の姿を目撃する。パトモルカーや救急モルカーが出動するほどの事態の中、アビーは苦手な存在である猫を助けたいという気持ちを募らせる。
身体に施されたもるみのイラストが意思を持ったかのように動き出し、アビーに翼を授けたのである!
間一髪の所で地面に激突しそうになった猫を助けたアビー。周囲は彼の勇気ある行動を褒め称えアニメショップで買い物をしていた運転手も「よくやったな!」と頭をナデナデするのであった。
そう…ヒーローになるために必要なのは見た目のかっこよさなどではなく、誰かを助けたいと思える心なのだから。
余談
名前の由来は、アビシニアンモルモットの通称“アビー(Aby)”と思われる。
モルモットの中では比較的長い体毛を持ち、頭頂部にクレストと呼ばれる冠毛があるのが特徴。
アビーの頭上の毛が立っているのはそれが元になっているものと思われる。
第10話の降りられなくなった猫を見守る取り巻きの中にポテトとテディがいるが、彼らはそれぞれ第1話と第8話で他者を助けるための行動を起こしているという共通点がある。
初期案では、現行案と比べて毛並みがより逆立っており上半身と下半身で色分けがなされている。