概要
1994年、名古屋鉄道は創業100周年を迎えた。これを記念して、1000系パノラマSuperの4両全車特別車の編成(1007F)に特別なラッピングを施した。期間は1994年7月26日から1997年10月11日までの3年間。また、94年8月から600V線区を走るモ770形の772Fにも1007Fと同じラッピングが施され、こちらはブルーライナー・ミニとして運行された。
デザイン
内装そのものは通常と同じだが、一番の特徴はまず塗装。当時から名鉄といえばスカーレットだったが、ブルーライナーは文字通り青い塗装でひと際目を引くカラーリングだった。
一般応募の中から稲沢市に住む小学生のデザインが採用され、猿や犬山市にある施設(明治村・リトルワールド・日本モンキーパーク)が描かれた「山のカルチャーゾーン」と、イルカやラッコなど海の生き物(南知多ビーチランドや内海フォレストパークをイメージ)の描かれた「海のカルチャーゾーン」がボディサイドにカラフルに描かれた。
また、名鉄の代名詞であるミュージックホーンも名鉄のイメージソングである『しなやかな風』(作曲はつのだ☆ひろ)のサビ部分をアレンジした物に変更された。1007Fは更に前面に付けられている「パノラマSuper」の表示を「Blue Liner」に変更された。