揖斐線
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いびせん
かつて存在していた名古屋鉄道の鉄道路線
岐阜県岐阜市の忠節駅から揖斐郡大野町の黒野駅を経て揖斐郡揖斐川町の本揖斐駅までを結んでいた。
2001年に黒野-本揖斐間が廃止。2005年に残った区間が廃止され、全線廃止となった。廃線時点で名鉄で唯一の架線電圧600Vの鉄道路線だった。(600Vは本来路面電車に多い架線電圧。名鉄の600V線区では谷汲線も鉄道路線だった。)
廃止前の時点ですべての列車が路面電車の岐阜市内線と相互直通運転を行っており、ワンマン運転ではあるものの、ローカル線でありながらも15分間隔で列車が運行されていた。日中の半分の列車が急行列車だったものの、末期には通過駅が少なすぎて区間急行よろしくの状況だった。
車両は岐阜市内線と共通の路面電車タイプの車両が使われており、バブル期からはじまった新造車導入ラッシュ以前は戦前の600V車両も走っていた(1500V昇圧で名古屋本線等にて運用できなくなったため)。
一方、2001年に一足先に廃止された黒野以遠は、昼間は戦前製のモ750が黒野と本揖斐の間を行ったり来たりするダイヤになっていた。谷汲線と違って変電所からあまり離れていなかったので新型車も入線できたようで、早朝には新型の岐阜市内線直通対応車両も本揖斐に顔を出した。
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