CV:久川綾
概要
第12話で声だけで登場した、ゆにに冷酷で悪辣な指示を与えている黒幕的な謎の存在。
ゆにに命を与えてくれた恩人でもあり、失敗ばかりする彼を叱責したり制裁をあたえるなど非道な仕打ちをすることも多いが、モチベーションを向上させるために段ボールの家に住んでいたゆにに衣食住を与えている等、何だかんだ言いながらも気を遣っている様子である。
ドリーミーメイトが増えるの危惧していて、ゆに達にブラックアビスを蔓延させて世界を闇に染めようと目論んでいる。朝陽がれいのドリーミーメイトになった時はゆに達に彼等をゆめ達に会わせないように厳命もした。
第23話でゆに達だけでは任せておけないと判断し、次話で杉山先輩を洗脳し忠誠を誓わせてゆにのパートナーにした。またどういう訳か、ゆめに杉山の夢を覗かれる事を良しとしておらず、事あるごとに妨害していた模様。
尚この事がきっかけでゆには次第に優しい彼に情が移り、一方で自分で呼びつけておきながら任務に失敗の際にお仕置きまでする冷酷な彼女に不信感も持つようになる。
長らく容姿に関しては不明で、両目が付いた黒い塊や人型のシルエットのみの姿だったが、第44話でようやく姿が判明する。容姿はお空の上の女王さまとよく似た美女で、髪や衣服が黒基調だったり、星の意匠が月になっている相違点がある。
続く第45話にて普段の活動拠点は以前お空の上の女王さまがゆめ達を遠ざけた一五山の頂上にある岩山の洞窟である事も判明。同話にてバリアを張って彼女に悟られずゆめ達を自身の城におびき出しまいら、ことこ、ときわを悪夢の世界に閉じ込めた。
普段はシリアス寄りなキャラクターだったのだが、第45話でナイト仮面共々ギャグ寄りのキャラ崩壊を起こし、みゅー以外のドリーミーメイトと対峙したのも自身専用の部屋での食事時だった。
哀しき黒の魔女の正体!愛の力で、彼女の心を救え!!
血も涙もないやり方で悪の限りを尽くす悪夢の女王様は、実は「寂しがり屋」の犠牲者だった…。
その正体は、実はお空の上の女王さまの姉!!
勤勉な性格ながらも姉妹で国を統治していたが、マイペースにして明るく優しい雰囲気で妖精たちが集まってくる妹に嫉妬していた。
ある日、地上界には沢庵がある事を知り、沢庵を作ろうと外で大根を干していた所に妹が「大根が腐ってる」と勘違いして燃やしてしまった。それを知った彼女は城を去って地上に降りて山にある洞窟で暮らす。
数日後、いつの間にかお空の上の女王となっていた妹に対して嫉妬心が限界に達して憎悪に変わり、悪に魂を売り渡し悪夢の女王となって妹とも敵対する事になってしまう。
妹が洞窟からゆめ達を遠ざけたのも、薄々正体に気付いていた可能性もある。最悪の場合は、姉妹同士で戦いあう可能性も否定できなかった。
また彼女が杉山先輩に対してやった外道同然の悪行は許される事ではないが、「利用できる」とはいえ彼に目をつけたのも自身の境遇に共感し同情したのだろう。
そしてゆめ達と対面してからも他のドリーミーメイトの夢を奪ったりして共に正体がバレたナイト仮面と共に無益な抵抗を続けていたが、事情を知ったゆめ達はかつて存在した警察機関のごとく彼女と彼女と同じ境遇だったナイト仮面…いや杉山先輩の「心を救う」事に全力をあげた。
朝陽が妹のお空の上の女王さまを連れてきて仲直りし、改心後は風貌も変わり一緒に空の上で仲良く暮らし姉妹で国を再統治している。
※無印・最終回では、エンドクレジットは「元悪夢の女王様」だった。
もう二度と、悪の世界に戻る事はないだろう…。
余談
中の人は某作品では姉がお空の上の女王さまの妹を演じ、6年前の3時間前の戦隊では闇の皇帝に娘を嫁がせようと目論む母親を演じていた。