CV:石毛翔弥
概要
『ゴジラS.P〈シンギュラポイント〉』のW主人公の内の一人でボサボサな白髪が特徴的な冴えない雰囲気の眼鏡の男性。
なんでも屋な町工場“オオタキファクトリー”で働くエンジニアで、その見た目とは裏腹にソフトウェア関係おいては非凡な才能を秘めており、同社のサイトに掲載されている社員紹介コーナーによれば“ローブナー賞”や“繰り返し囚人ジレンマコンテスト”といった様々な人工知能および思考実験に関する大会でも賞を取っている。
会社では通常の業務の傍ら、非常に高性能なAI「ナラタケ」を自作したり、ジェットジャガーの動作プログラムを構築してそれの開発を進めているが、そんな彼がなぜ日本の小さな町工場の職員という立場に甘んじているかは未だ触れられていない。
基本的に冷静で落ち着いた性格をしているが、それ以上に人との接し方に難のある変わり者。
論理家で本棚の高さや蔵書から人物像を推理したり、地元の状況から同僚の未来の夕飯を予測したりと、なんでも分析してしまう上にそれをブツブツ口にする癖がある。挙げ句の果てには僅かな状況とワードから相手を警戒して不躾な態度をとる様子も見られ、自分自身で「考えすぎ、気を回しすぎ」と自嘲する羽目になっている。
だが分析の内容自体は真っ当で筋が通っており、決してただの厨二病ではない。
少し気難しい所はあれど、同僚兼相棒の侍や上司の大滝所長との関係は悪くなく、軽口混じりの会話や食事を共にする仲であることが描写されている。また緊急事態の際に子供を助けるため駆け出す姿も見られ、変人で冷静だが決して悪人ではないことがわかる。
深夜のファミレスで巨大なパフェを食べるシーンがあることから甘い物好きな模様。キャラデザのそっくりさんと絡めたネタだろうか?
とある洋館の調査依頼をおこなったことがきっかけで電波を発する怪獣の存在を知り、メイ同様ゴジラを始めとする怪獣との戦いへと巻き込まれていく。
余談
ユン役の石毛氏は劇団四季版『ライオン・キング』のシンバを務めた事があり、アニメにおいては遊☆戯☆王VRAINSの藤木遊作役として主役を務めた事がある。
尚、ルックスが銀魂の坂田銀時(眼鏡も含めれば坂田銀八)に似ているとネット上では指摘され、声優が判明するまでは「中の人は杉田氏では?」と噂されていた。
ちなみに杉田氏は東宝公式でゴジラとアニメで共演した事がある。