概要
物語冒頭、北海道に突如として出現した巨大怪物体。
その外見は怪獣王ゴジラそのものであり、劇中の登場人物からもそう認識されている。速杉ハルカや新幹線超進化研究所のメンバーに至っては「自分たちが対峙している存在が(フィクションの存在と認識していた)ゴジラだという状況」に困惑し、コードネームのネーミングにも困り果てていた。
体長推定118.5メートル※。主な攻撃は口から発射するビーム状の光の粒子(後述)と圧縮した空気の波。低温が弱点というこれまでのゴジラ像を覆す、冷気属性の個体である。
また、先天的な能力なのか後天的に得た能力なのかは不明だが、光の粒子を発するという特性上、時間や空間を操る能力を持っている事が示唆されている。
※劇中では「体長」とされているため、「身長」118.5mのシン・ゴジラとは大きさが異なる可能性が高い
デザインはVSシリーズの「ビオゴジ」がベースであり、大きな特徴は全身が積もった雪で覆われたかの様な白い体色の表皮と、氷の意匠がなされた背びれ。
劇場版の配給が東宝に決まったことでコラボ企画によるゲスト出演が実現した。
宣伝でも公開直前のCMまで登場する事は伏せられており、ほぼサプライズ的な形で登場した為、驚いた観客も多かった模様。また、登場する度に例の曲が流れるためインパクトは抜群で、ストーリーに重大な影響を与えるなど、単なるゲスト出演には留まらない暴れっぷりを見せている。
立場としては本作の悪役であるヴァルハランの前座の筈なのだが、明らかに彼らよりも脅威度が上としか思えない描写がある。
本編における活躍(前半まで)
物語序盤、北海道でルクスヴェテ(黒い粒子)に酷似した反応とともに突如出現し、出撃した発音ミクの駆るH5はやぶさと遭遇。咆哮と共に口から空気の波を発射して彼女を退けると忽然と姿を消す。
その後、仁山高原スキー場に再出現し、家族旅行に訪れていた速杉一家と遭遇。E5はやぶさMkⅡと923ドクターイエローによる迎撃を受けるが……
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本編における活躍(以下ネタバレ)
捕縛フィールド内への封じ込めには成功したものの、レールガンやカイサツブレードは一切通用せず、二大シンカリオンを完全に圧倒。動けなくなったE5MkⅡを光の粒子のビームで攻撃し、それを助けようとした923ドクターイエローも粒子に巻き込まれてしまう。
ビーム発射後、肉体を構成していた光の粒子が霧散したことで雪のゴジラは消滅。残っていた粒子からはシンカリオン二機が吐き出され、E5MkⅡに搭乗していたハヤトは別の世界に飛ばされるという奇妙な夢を見ながらも生還する。
一方、923ドクターイエローは無人状態で発見され、搭乗していた速杉ホクトは消息不明になるが、程なくして現場付近で救助された謎の少年の正体が、少年時代に時間逆行したホクトだと発覚する。
その後、光の粒子に異次元や未来、過去を繋げる特性があり、雪のゴジラも異次元世界から召喚された存在であることが発覚する。E5はやぶさMkⅡオーバークロスALFA-Xにオーバークロス合体を遂げたハヤトは、最強の敵ヴァルドルを倒す為にあえて相手に光の粒子を多用させ、異次元世界の力を借りて対抗する作戦を実行した。
作戦は功を奏し、まず別世界からシンカリオン500 TYPE EVAと碇シンジが召喚。続いて雪のゴジラが召喚され、ヴァルドルへ総攻撃を加えた。
ヴァルハランにとって雪のゴジラの存在は全くの想定外だったらしく、ヴァルドルより巨大なゴジラの咆哮を見たナハネは怯えた声を上げながら狼狽。その隙に光の粒子のビームを浴びてダメージを受け、更に挟み撃ちにするような形で放たれたアルティメットグランクロスを受けて大爆発。ヴァルドルの破壊に伴って光の粒子は消滅し、雪のゴジラも元の世界へ還っていった。