概要
正式名称は『ゴジラウルティマ』(ムービーモンスターシリーズより)。
"ミサキオク"にて古くから伝わる伝承が描かれた浮世絵には『古史羅(こしら)』と記されていた。
現時点で確認されている情報は公式Twitterや公式サイトで公開されている画像やPVのみであり、今のところ能力や出自は不明かつ謎が多い。
しかし、PV内では高濃度の『紅い何か』に覆われた世界を闊歩している姿や口から熱線だけでなく魔法陣や超音波のような「リング」状のものを発する様子が確認され、
さらに登場人物の台詞等では「抗えない『未来』」、『破局』と称され、また「特異点は法則を食べたり作り変えたりする生き物」、「この宇宙全体が無かったことになる」ともコメントされており、今作のゴジラ出現の危険性が示唆されている。
また、確認されている怪獣の中には、「背びれ」など、ゴジラに類似した部位がある個体も存在しているが、関係性は不明。
一話のラストで白骨化した死骸が登場した。
容姿
初代のデザインモチーフが念頭に置かれており、首は太く、背びれはオールバックのようになっていて、GODZILLA2014のように鋭く尖っている。下顎が大きく、上顎の犬歯が目立つ(キービジュアルやPVを見るに犬歯や前歯は口内の歯とは独立している模様)。耳は確認できない。
横顔は初代ゴジラやゴジラ2016(第四形態)に、2021年1月1日に公開されたビジュアルではミレゴジ、若干キンゴジに近い。シルエットの様子から見るに、かなり大きく口を開けられるようだ。
結構王道な外見だが、歴代に比べると恐竜のような前倒姿勢な骨格が目立ち、両足が非常に太く、皮膚はまるで鎧のように折り重なり、斜め上に伸びた白い背びれには赤い血管のような管が走っている。腕の側面にはワニやカメに見られるヒレのような突起が確認できる。
また、デザインした山森英司氏によると「何より初代のデザインモチーフを念頭に置き、絶対に人類と意思疎通など出来ない、畏怖すべき生き物としての威厳を持たせる事です。初期の昭和ゴジラのイメージを統合し、それでいて新しい初めて見る姿を目指しました。」とのこと。
そして、その後公開されたキービジュアルを見るに顔に比べて口(顎)は異様に巨大かつ大きく裂け、歯茎を剥き出しにした口内には舌がなく歯が何重にもびっしりと敷き詰められ、喉の奥には三本の「管」らしきものが見えるという、いかにも「絶対に人類と意思疎通が出来ない」と思わせるほど不気味かつ恐ろしい顔になっている。
余談
略称はギュラゴジ。
劇中に登場した浮世絵『古史羅ノ図』は歌川国芳の錦絵『讃岐院眷属をして為朝をすくふ図』をモチーフにしており、その絵での鰐鮫がゴジラ(古史羅)に、烏天狗がラドン(羅甸天狗)になっている。
正式名称にある「ウルティマ」はラテン語で『最終、遠方の〜、見知らぬ』を意味し、そこから人間が生存できる限界地点を語源とする言葉でもある。
第3話にて、赤い怪獣が従来知られた姿のゴジラと間違えられる演出は、GMKのバラゴンとゴジラにも通じる。