概要
精霊族の少女。ルナとは双子の姉妹でありソラは姉に当たる。
水色の花の蕾一つを髪飾りとして頭の（ソラから見て）左側に着けた亜麻色の髪を後ろで結んだ髪型をしている。
人物
一人称は「ソラ」。
生真面目な性格で、お調子者な性格のルナを諫める役も担っている。
しかし、ルナの耳年増な発言に顔を赤くしている限りムッツリであることを伺わせている。
小柄な体型を気にしており、水浴びの際にカナデとタニアの大人な身体や大きなものを見ては落ち込んでいた。
一方で人間に対しては精霊族の住処を奪った事から嫌っているが、後にその考えは軟化する。
活躍
天秤をかけられた少女の苦悩と涙
アリオス達の依頼で真実の盾を探しにやってきたレイン達が偶然にも自分が展開したの近くに来たため姿を現し、「立ち去りなさい」の一点張りで追い払おうとするも、応じなかったため攻撃魔法で威嚇し、レイン達を追い払う。
その後レイン達は話し合って今度は『レインが一人だけで敵意を示さず話し合う』という作戦で来たため、ソラは今度は本当に攻撃魔法を使用するもレインは攻撃どころか防御も回避もしない完全な無抵抗でそれを受け、更にはレインを守るために現れたカナデとタニアの説得を聞いたソラはひとまずは話を聞いた。真実の盾が魔王を倒すために必要だとを知ったソラはレイン達に真実の盾を渡すが、レインに自分が困っているという本心を見抜かれてしまう。最初はレインたちにそれを話すことを躊躇うも、信頼に値するとして打ち明けた。
ソラは迷いの森に結界を展開しており、妹のルナと一緒にこの迷いの森の結界を管理していた。その仕事をつまらないと感じていたが、正反対な性格をしているルナが一緒にいた日々が彼女にとって楽しい事であった。
そんなある日、魔王軍配下を名乗る魔物『シャドウナイト』にルナを人質に取られ、『ルナを助けたければ結界を解除しろ』と取引を持ち掛けられてしまうが、精霊族の里に繋がる道の一つを遮断する結界を解いたら他の同族の仲間を危険に晒してしまう。それを承諾する訳にはいかず、かといって自分だけでは無理だと判断して里の長に助けを求めるも「精霊族の安全を守るためにルナのことは諦めるべきだ（要約）」と聞き入れてもらえなかった。
長の決断は正しいと分かりながらも、それでも大切な妹を諦められないジレンマに悩まされたソラは誰にも打ち明ける事が出来ずに一人で背負い込む事となった。
それらを聞いたレインは「『ソラの妹を助ける』『里を危険に晒さない』その両方叶えて見せる」とソラに約束し、ルナの事をレイン達に託す。
そしてレイン達がシャドウナイトを撃破し、救出したルナと無事再会する事ができ、『レイン達への感謝の気持ち』に『（やむにやまれぬ事情があったとはいえ）自分達を助けようとしなかった同族と距離を置きたい』という事情、そしてカナデの提案でルナと共にレインと契約して、同行する事となった。
料理という名の実験、あるいは兵器
料理の腕前は下手というレベルでは収まらないが、ソラは無自覚であり、寧ろ止めに入ったルナに対して睨みつけた程。
カレーを作る時は、材料の下ごしらえだけは良いがスパイスや砂糖、塩を大量に投入し、レモン汁さえも入れていた……と、見学したレインが死を覚悟するほどに慄いた。
匂いの方は普通であったが、味は筆舌に尽くしがたく、完食したレインは一時間程も体調不良に襲われてしまい「アレをもう一度食べるなら、素手でドラゴンに立ち向かう方が100倍マシ」とトラウマにさせた程。
人間関係
- ルナ
双子の妹である精霊族の少女。
性格は反対であり、彼女のふざけた事には怒りつつも、迷いの森の結界を管理したときは彼女のおかげで楽しく過ごせた程には、仲が良い。
しかしソラの料理に対しては口調をかなぐり捨ててまでソラが料理を作る（か、厨房に立つ）のを止めに入る程。
- レイン・シュラウド
ビーストテイマーである人間の青年。
当初は上記の事情もあってか彼の説得を聞き入れなかったが、『人間の中にも良い人はいる』と身をもって教えてくれ、更にはルナを救ってくれたレインのことは信頼しているがそれだけではないようで……
しかし、ソラが作った料理だけは上記に理由によりすっかりトラウマになった模様。
関連タグ
関連キャラクター
志村妙：姉で貧乳であることを気にし、尚且つ料理下手という共通点を持っている。だがあちらは、貧乳と指摘した者を尽く血祭りにあげ、彼女の作った料理を食べた者に様々な健康被害をもたらしたほど。
翡翠ちゃん：双子で（こちらは妹ではあるが）、料理下手という共通点がある。
