【注意】この記事には『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』のネタバレを含んでいます。
概要
NERVが人類補完計画のために建造した四隻の艦艇。
ヴィレに強奪されたブーセを除けば、ほぼ同一規格で黒一色で砲門の数やサブカラーの違い程度。
戦闘用、儀礼用など用途がそれぞれ若干異なる。
NERV側のNHGはいずれも使徒の光線を放つ球体状の砲門(ゲベート除く)と鋭利な船首を持ち、戦闘艦としても高い性能を持つ。冬月コウゾウの発言から、元来有人仕様で建造されたものではないとされる。
艦艇一覧
NHG Buße(ブーセ)
NHG-***1
一番艦。ドイツ語で「贖罪」の意味。サブカラーは黄。主機はエヴァンゲリオンMark.09。ヴィレに強奪され、種の保存としての無人式のノアの方舟と呼ぶべき運用用途を加持によって構想されていたが本人がサードインパクト阻止のため犠牲になった(ミサト曰く「自己矛盾の勝手な自己犠牲」)ため「種を保存する方舟」ではなく「生命を守る戦闘艦」として現在はAAAヴンダー(Autonomous Assault Ark Wunder, 無人式全自動の方舟)として運用されている。そのため、戦闘艦としては他三隻と違い「未完成」らしい。
NHG Erlösung(エアレーズング)
NHG-***2
二番艦。ドイツ語で「救済」の意味。サブカラーは赤。主機はエヴァンゲリオンMark.10。砲門の搭載数は7門(前部に6門、尾部に1門)と、ネルフ側のNHGの中で一番火力が高い。冬月コウゾウが搭乗し、強襲を掛けるAAAヴンダーに対し最初に迎え撃った。その後冬月の前に姿を現したマリからは、艦内の非常に高いL結界密度に驚かれていた。
NHG Erbsünde(エルブズュンデ)
NHG-***3
三番艦。ドイツ語で「原罪」の意味。サブカラーは青。主機はエヴァンゲリオンMark.11。砲門搭載数は2門。エアレーズングとAAAヴンダーを挟み撃ちする形で正面から姿を現し、その後も二隻でAAAヴンダーを攻撃しつつ追跡した。
NHG Gebet(ゲベート)
NHG-***4
四番艦。ドイツ語で「祈り」の意味。サブカラーは白。主機はエヴァンゲリオンMark.12。唯一、NERV側のNHGで砲門を搭載していない。戦線を離脱し、カルヴァリーベースへ降下する二隻のNHGの内、エルブズュンデを墜とそうとしたAAAヴンダーに対し、体当たりによる不意打ちで艦体を貫き主砲を破壊するという大きな損害を与えた。