CV:金元寿子
概要
【白巫女(マイナデス)】の二つ名を持つLv.3のエルフの冒険者。19歳。
【ディオニュソス・ファミリア】の団長。主神であるディオニュソスを崇拝している。
過去に『27階層の悪夢』により自分を除いてパーティが全滅し、その後もパーティを組むたびに自身以外のメンバーが毎度の如く死亡したことから『死妖精(バンシー)』と呼ばれ周囲から敬遠されるようになった過去を持つ。その為ファミリア内部でも人望に欠けており、周囲から敬遠されており副団長のアウラ・モーリエルからはあまり快く思われてない。
しかしクエストを通じて交流を取ったレフィーヤ・ウィリディスに自身の魔法を教えるなど彼女を気にかけている。
ベート・ローガとは仲が悪く、顔を合わせるたびに嫌味の応酬が始まる。
また王族であるリヴェリア・リヨス・アールヴには穢れた自分にはまともに姿を晒すことも許されないと考え、18階層で彼女自らレフィーヤの件で感謝を伝えにきた際は挨拶もほどほどにその場を立ち去ってしまっている。
魔法
- ディオ・テュルソス
詠唱式:【一掃せよ、破邪の聖杖(いかずち)】
超短文詠唱型の雷魔法。
- ディオ・グレイル
詠唱式:【盾となれ、破邪の聖杖(せいはい)】
円形のバリアのような物を展開させる超短文詠唱の防御魔法。後にこの魔法は友のレフィーヤにも受け継がれている。
関連タグ
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11巻のネタバレ
11巻にて人口迷宮討伐作戦の最中にディオニュソスが罠にはめられ送還され、ステイタスを失った彼女は『怪人(クリーチャー)』のエインにレフィーヤの前で首を折られ腕を残して喰われてしまうという凄惨な最期を遂げる。
12巻のネタバレ
「……いつから気付いていた?」
実は死んだのは分身魔法で作った分身で、それを殺したエインこそ彼女の正体。実は、かつての『27階層の悪夢』でフィルヴィスは人としての死を迎えた後に『穢れた精霊』の化身に魔石を埋め込まれ、『怪人』となってたことが明らかになる。そのことで『都市の破壊者(エニュオ)』ことディオニュソスが恐るべき計画を移すこととなった。
穢れた自分に絶望し、幾度も死のうとしたが、魔石によって死ぬことが出来ず、『死妖精』の由来のもととなった。また、その穢れた姿をディオニュソスが受け入れてくれたことで、彼に異常なまでに崇拝するようになった。また、分身魔法で本来の『フィルヴィス』として人格とデュオニュソスを崇拝する『怪人のフィルヴィス』としての人格が出来てしまっていた。
第二次クノッソス攻略戦で、エインとしてレフィーヤとベート達の部隊の前に現れ、レフィーヤがロキの言葉を受けて今まで無意識に抱いていた『違和感』をつなぎ合わせた結果、エインの正体がフィルヴィスであったことを突き止めたことで、仮面を捨てて正体と分身魔法のことを明かした。
今日までにおいてが狂気に苦しみながら主命を達成しようと分身を解いて一つとなってレフィーヤ達と最後の戦いを挑む。分身魔法で本来の力を半減していたため、一つになるとL.6のベートですら圧倒するほどの力を見せる。だが、今まで親身に接してくれたレフィーヤだけは殺したくないと思っており、分身魔法を使って精神崩壊させてまで戦いから離そうとしていた。主命と友に葛藤して情緒不安定となり、一時レフィーヤにも魔石を埋め込んで一緒に怪人にすればいいのではとおぞましい考えにまで至っている。
アスフィ、アイシャ、リューらの援軍が到着し、さらに春姫の【ウチデノコヅチ】でベートらがランクアップするもそれでも圧倒していたが、突如鳴り響いた大鐘楼の音に動揺し、それとともに瀕死だった彼らが次々と立ち上がり戦いを挑んで来ることに戦慄する。最期はレフィーヤに魔石を砕かれ、消滅する間際に再び分身して片方(『怪人の人格』)はディオニュソスの下へ向かいディオニュソスに抱かれながら消滅。もう片方(本来のフィルヴィス)はレフィーヤに抱かれ、感謝の言葉を残して笑顔を浮かべながら消滅し、生涯に幕を閉じた。