「天命之謂性,率性之謂道;
天道歸一,斷極懸橋。」
概要
称号:柳飄絮(りゅうひょうじょ)
「霹靂布袋戲」の登場人物。
「霹靂奇象」の主要人物の一人。
斷極懸橋(だんきょくけんきょう)の主。勝手気ままな性格で、ルールに縛られることを嫌う。飄々としていて、行動が読めない。昭穆尊に目をつけ、あちこち公法庭に難癖をつける。
正体は「玄宗」の裏切り者の一人「紫荊衣(しけいい)」。己の利益と名誉のために、手段を選ばない野心家。
プロフィール
人物
武林にある斷極懸橋の主。羽扇を持ち、全身の装いが藍色を基調としている。昭穆尊とは昔からの付き合いだが、仲が悪く、あちこち昭穆尊と対立した。その正体は道教組織「玄宗」の裏切り者の一人・紫荊衣で、ケチで気が小さい道士だった。玄宗四奇の第三位として道術に優れ、当時「金鎏影」と名乗る昭穆尊とも友人だった。
かつて玄宗が異度魔界と交戦する際に、金鎏影と共に玄宗を裏切る。これにより、玄宗が多くの犠牲が生じ、宗主も死亡した。一門は異度魔界とともに封印される。制裁を避けるため、苦境に逃げ込み、以降は「尹秋君」と名乗る。
「昭穆尊」と名前を変えた金鎏影と共に、武林で清らかな聖地・六極天橋を設立した。しかし五大神器を巡って、昭穆尊と決裂。対立する形で斷極懸橋を創設した。以降は昭穆尊と犬猿の仲になり、彼に煽ったり、難癖をつけたりするようになる。
武林での立場は正邪がはっきりせず、表では燕歸人に助力する一方、昭穆尊が設立した公法庭と対立した。その裏では、己の利益を求める野心が秘めていた。昭穆尊と共謀して、異度魔界の断層を接続することや、計略で談無慾・素還真らを殺す悪事を働いた。天変地異が起きた際には、「風水禁地」の陣を設置して、中原正道の多くの命が犠牲となった。
莎羅曼とは苦境に入る前に出会った友人であり、彼女が所属する「詭齡長生殿」の再興に協力。昭穆尊の正体が六絃之首蒼に暴かれた後は、「玄宗の裏切り者」の正体を隠し続ける。だが、一頁書が化身した偽問天敵の計略により、二人は完全に決裂した。最後は手負いの状態で、昭穆尊と交戦して死亡。死ぬ直前に、武器の雲天極刃で斷極懸橋を破壊した。
その遺体と魂魄は墨塵音に持ち帰られ、「霹靂神州」では墨塵音が異度魔界と対抗する際に、魂のみ登場する。
関連タグ
玄宗四奇
関連リンク
- 公式人物資料(尹秋君)※中国語