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ミハル・ラトキエの編集履歴

2021-07-03 15:44:15 バージョン

ミハル・ラトキエ

みはるらときえ

ミハル・ラトキエとは、アニメ『機動戦士ガンダム』の登場人物。

CV:間嶋里美

人物像

連邦軍ベルファスト基地の郊外に住む少女。

幼い弟のジルと妹のミリーを養うために物売りをする傍らでホワイトベースに対する情報を得る為にジオン側に雇われ、現地スパイ107号としてホワイトベースに対するスパイ活動を行った。


しかし、カイ・シデンとの出会いやホワイトベースの実情(自身の弟や妹達と変わらない歳の少年少女が戦場に立っている)などを知った事で自らの行いを悔いジオンを裏切り、罪滅ぼしとしてカイと共にガンペリーで出撃し、戦場に出る。

その際に被弾した事でガンペリーに搭載された自動発射システムが故障、これを手動で発射すべくガンペリーの格納庫に降りてミサイルを発射するが、皮肉にもその際に発生した爆風で大西洋にその身を投げ出され、命を落とした。

大西洋、

(「THE ORIGIN」ではミサイル発射時の爆風によってガンペリーの壁に激突。その際首の骨か頭蓋骨かが折れたかのような描写が追加された。)


彼女の死は、結果としてベルファストでホワイトベースから降りるつもりでいたカイにとって大きなターニングポイントとなり、彼に戦う意味を悟らせ、彼女のような悲劇を二度と引き起こさないよう戦争を終わらせる決意を固めさせている。

容貌はさほど目立つものではないが、その生々しい存在感と死にざまは印象的かつトラウマだった視聴者も多いのではないだろうか。


フォウが主役の小説版「フォウ・ストーリー――そして、戦士に…」では、彼女の死後妹のミリーは誘拐され行方不明になり、弟のジルはムラサメ研究所に強化人間の実験体として入所。フォウと心を通わせていく。最終的にフォウと結ばれるが、ジルはフォウとアマリ(フォウ、ジルと同期の被験者の少女)を守る(二人がテストパイロットに選ばれないようにする)為、試作段階のサイコガンダムのテストパイロットに志願、サイコミュの暴走により命を落とす。

(ただし、「フォウ・ストーリー」は公式設定というわけではなく、後述のTHE ORIGINのように「家を守り続けている」「カイに引き取られた」等、弟妹のその後については媒体ごとに異なる。ガンダムさんではとんでもない事になっている)


漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』外伝「アルテイシア 0083」では名前のみ登場し、「アストライア財団」で戦争孤児救援に従事するセイラ・マスの口から、孤児園に入らず家を守り続けるジルと彼女を財団が見守ってゆくことがカイ・シデンに語られた。

また、漫画『機動戦士ΖガンダムDefine』では、ジルの行方は不明なものの、妹のミリーが姉と似た容姿に育ったうえで、凄腕のハッカーとなったとされている。


余談

彼女の物語は富野由悠季にとっても会心の出来だったようで、当時製作に参加していた板野一郎は、絵コンテを描き上げたばかりの富野が安彦良和のところへ突然やってきて「安彦ちゃん! この回は……ちょっと読んでよ、描いてて泣けてきちゃってさあ!」と描き上げたばかりのそれをわざわざ見せるという一幕を目撃している。それを読んだ安彦は少し涙目になりながら「良かったよ、いいよミハル! この回は良くしたいねえ」と太鼓判を押したそうで、二人がいなくなった後に置きっぱなしの絵コンテをこっそり見た板野もやっぱり感動したとのこと。


関連項目

機動戦士ガンダム カイ・シデン

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