概要
主に特定のワクチン接種を受けた対象者に任意で発行される。
近年にコロナウイルス問題でコロナワクチンが作られた事で大きく取り上げられて日本でも導入の検討が発表され、接種による特典も用意された。
問題点
マイナンバーカードがそうであったように、ワクチンパスポートも使う者と使わない者の差が生まれるというデメリットがある。
ワクチンパスポートが導入された場合、拡大解釈によるワンマンルールとして悪用される可能性もある。
例えば、(副作用の不安などの理由で)ワクチンを打たない者に対する差別であり、その気になれば公共施設、公共の交通機関、大企業や政府自治体への就職、学校への進学等のあらゆる場面で行動制限を非接種者に強いる事も可能であり、そうなればワクチンパスポートが事実上のワクチン強制システムと化してしまう。
また、ワクチンの接種が任意であるにもかかわらず、同調圧力によるワクチンハラスメントなどといった日常的なトラブルにもワクチンパスポートが悪用される可能性も否定できない。
海外
アメリカではプライバシーや越権行為などといった問題を考慮して導入されていない。
一方、フランスでは試験運用が決定しており、2021年の8月上旬以降ワクチン接種証明か陰性証明がない限り、カフェ、レストラン、大型商業施設、病院、高齢者施設、医療社会施設や長距離移動の航空機、列車バスなどが利用出来なくなるとの事である。
更には医療・介護施設の従事者は同年の9月15日までにワクチンを接種しなければならず、従わない者は仕事を続けられなくなるとされている。
しかし、それらの制限は言い換えれば、副作用などといった弊害は二の次で国民の生存権を盾にワクチン接種を強制しているようでもあり、ワクチンパスポートが正しいかどうかは今後の社会情勢にかかっている。
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米政府、「ワクチンパスポート」導入しないと発表 - BBCニュース
