ソードアート・オンラインシリーズのキャラクター→ピトフーイ(SAO)
概要
和名は「モリモズ」。
ニューギニア島固有鳥類6種のこと。種そのものは1830年に発見されている。
時は流れて。1990年とある研究員がズグロモリモズ(Pitohui dichrous)の羽を舌にのせてみたところくしゃみやら舌などの痺れやら灼熱感やらが襲い掛かりこの鳥が毒をもっていたことが判明した。世界で初めて毒を持つことが確認された鳥であり、ピトフーイは有毒鳥類の代名詞となった。
現在では前述のズグロモリモズの他にサビイロモリモズなど、計6種に有毒性を持つことが知られている。
pixivでは2017年12月現在、このズグロモリモズのイラストのみが投稿されている。
なお、現在では分類が見直され、モリモズ以外の鳥からも毒が発見されている。
ズグロモリモズの毒はヤドクガエルと同じ強力な神経毒であるステロイド系アルカロイドの「ホモバトラコトキシン」であるが、毒のある場所もヤドクガエル同様に毒針や牙ではなく筋肉や羽毛などの体組織である。
他にも鮮やかな警戒色や熱帯地域に生息していることなど共通点が多く見られる。
種族は違っても、二人とも食べたら死んじゃうフレンズなんだね!むごーい!というか、触れた時点でアウトなのである。ただし、この猛毒は自分たちで生成するものではなく、特定の甲虫を捕食して蓄積したものらしい。要はフグと似た原理で毒を得ているというわけである。
ちなみに
古代中国では羽根を酒に浸すだけで人間を殺せる毒酒を作り出してしまうとされる、鴆という毒鳥が存在していたとされる。
鴆に対する中国の伝承は半ば伝説化していたりどう考えても眉唾物の話も多いだけに、この鳥自体が架空のものでは無いか、という見方が圧倒的だったが、モリモズを始めとする毒鳥類が実在したことから、「伝承の真偽はさておき、元となった毒鳥自体は本当に実在したのではないか」と言う説が出ている。
なお、鴆自体は現在までに中国本土からは絶滅したと考えられる。理由の一つとして、猛毒を持つ鳥として人々に様々な面で恐れられ、晋代には「見つけたら営巣地ごと燃やせ」という命令まで出る程時の王朝も駆除に熱心だったとされる。中国では近年でもトップの鶴の一声でスズメが悉く狩り取られるなどの事件が発生しており、こうして1500年以上前に人為的に絶滅させられた毒鳥が実在した可能性は高いとされる。
また、伝承では長江以北の比較的涼しい地域には生息しなかったとされ、これも今日熱帯地区を中心に発見される有毒鳥類の生息域に近い。一方、伝承に残る鴆ほど大型種で有毒の鳥類は「今のところ」発見されていない。
関連イラスト
擬人化
関連タグ
鴆・・・架空の毒を持つ鳥。ピトフーイと何らかの関連性があるのだろうか?