概要
大きさ25センチくらい(ムクドリくらいの大きさ)。
羽や筋肉に猛毒の「バトラコトキシン」を持つ物騒な小鳥で、いわゆるピトフーイの中でも最強の毒鳥として有名になった。
しかし自らは毒を生産できず、エサとして捕食しているジョウカイモドキ科の昆虫から補給している模様(これはフグと同じ仕組み)。
このジョウカイモドキの毒性は強く、かのヤドクガエルの仲間に匹敵する……というかバトラコトキシン自体は「モウドクフキヤガエル」という蛙が持つ(バトラコトキシン=蛙の毒という名前もこれに由来)。ちなみにヤドクガエル科の皆様も毒をエサから補給するため、飼育下なら無毒な個体にできる。
解き明かした人すごいよね。
いずれにせよ、猛毒を摂取するこの鳥自身も毒のカタマリみたいなものなので、羽根一枚に触れただけでひどい炎症を起こし、毒の量自体は羽根一枚でもヒト一人の致死量になる程。リアル鴆毒である。