CV/山下大輝
人物
ゴーハ兄弟の四男。(声優コメントでは五男となっていたが、公式から四男だと明言されている。)
「人形遣い」の異名を持ち、人形で悪趣味な遊びをしたり人形やショーに因んだ言い回しをする。
普段はおとなしく優雅な振る舞いをしているが、自分以外を見下す腹黒い一面も持つ。
スーパーラッシュロボをめぐる対決の中で自身の計画を裏で進めており、兄弟達のことも厳しい社長解任の条件や裏では呼び捨てにする、負けてくれた方が都合がいい様子を見せているなど、今作では珍しいタイプの悪役である。
そして58話の遊我達の前に現れ、その歪んだ心が露わになり始める。
人形の事を「愚痴一つ零さず良く言う事を聞いてくれる可愛いフレンズ」と称し、
更に「無駄に一生懸命に頑張る下々の皆さんみたいでさ」と遊我達を貶した。
それに対し遊我は「変わった考え方だね」と笑顔ながらも静かな怒りを表した。
社長ドローンを「ドール」と呼び、あるカードの解析を進めているようだが…?
活躍
遊我達の前に姿を現し、遊我にラッシュデュエルを申し込む。
ヴァストヴァルカンの攻撃を封じていた中、ラッシュデュエルロボの右腕が取れるというトラブルがあった。(右腕はマキシマムのデータが保管されている部位であり、破損はマキシマムの消滅を意味する。)
しかし、ラッシュデュエルロボが自らの意思で右腕をくっつけて、ヴァストヴァルカンが消えずにすんだ。ロボが意思を持って行動する姿に流石のユウオウも驚きを隠せなかったが…。
「ピンチに陥った後、鮮やかに逆転。筋書き通りによく踊ってくれたよ。王道遊我君。」
魔法カード『フュージョン』でフュージョン召喚(OCGで言う融合召喚)でメタリオン・アシュラスターを出し、アシュラスターの効果でヴァストヴァルカンの攻撃力を加え、遊我は敗北した。
想定外の力を見せつけられ、困惑と絶望感を隠しきれない彼に対し、ユウオウはフュージョンの言葉を告げ続けた…
フュージョン召喚とそのカード自体は以前からあったもののようだが、元ゴーハ幹部の安立ミミや現幹部の1人である西園寺ネイルでさえその存在を把握できていなかったようである。
解析していた『あるカード』もメタリオン・アシュラスターと思われる。
使用デッキ
人形と劇場を掛けたカードを主体としたデッキを使う。
切り札は逆転の女神の進化体である大逆転の女神……ではない。
真のエースはラッシュデュエルにおける融合召喚である『フュージョン召喚』で喚び出す新種族モンスターのサイボーグ族。
メタリオン・アシュラスターは伏せカードの破壊か相手フィールドの戦士族モンスターの攻撃力分パワーアップのどちらかを使う選択効果持つ。
余談
人形デッキを使うシリーズはこれまでもあったが、劇団も合わせてモチーフにされており、更に融合をモチーフにした新たなカードを使うところや、両端にモンスターを出してからその間の空きに特殊召喚をする動作から、ユウオウの過去作オマージュはアニメ『遊戯王ARC-V』と思われる。
関連タグ
Ⅳ:不気味な人形型のモンスターを使うデュエリスト繋がり。
紫雲院素良:天真爛漫な性格ではあるが、デュエルを進めるうちに本性を露わにするデュエリスト繋がり。また使用するデッキも不気味なぬいぐるみのような見た目と言った具合に似ている。
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン:モンスターゾーンのカードしか素材にできない点はOCG版のこのカードに似ている。