大門英
だいもんすぐる
CV:郷田ほづみ
概要
主人公・大門大の父親。デジモンなどを含めた人知を超えた生き物について研究している(と思われる)超生物学者。
物語のキーマンであり、作中の様々な事象に関わっている。
学者仲間の息子で、デジタルワールドへと落ちてしまったイクト(野口郁人)を探すため、デジタルワールド探検隊の一員としてダイブする(当時のメンバーは、後のDATSの隊長となる神奈川県警刑事の薩摩廉太郎、同じくDATSの所長になる神奈川県警特捜隊所属の警部補の湯島浩、超空間研究者でイクトの親である野口憲治・美鈴夫妻、英の助手で後にデジモン事件の発端を起こした倉田明宏の6人)。
学者らしく探究心や好奇心は人一倍あるが、それより何より目を見張るのはその戦闘能力である。当時、大が究極体をぶん殴ったことで仲間達がびっくりするレベルだったのにも関わらず、英はナチュラルに究極体のサーベルレオモンを殴り飛ばし、メルクリモンと拳を交わし、枯れた大地をぶん殴って地下水を湧き出させてしまう。お前のような学者がいるか。
この為、超生物学者の肩書きは超生物の研究者と言うより、学者が超生物(超生物・GAKUSYA)という意味なのだとファンから解釈される事もしばしば。
この際、探検隊の他の仲間を現実世界に戻すため、一人デジタルワールドに残る。しかしメルクリモンと友情を育み、デジモンと人は分かり合えるという信念の元、デジタルワールドの神であるイグドラシルを探す旅に出る。旅の途中に困っているデジモンがいればその腕力で助けており、これが後に聖なる都の勢力と大一行の和解に繋がった。
旅の最中、バンチョーレオモンと出会い、拳を交えた上で意気投合し、パートナー関係を結ぶ。
その末にイグドラシルと対面するが、その直後に自身の助手であった倉田がデジタルワールドで破壊工作を行ったため、報復として投獄されてしまう。
投獄の最中も必死に共存を訴えたが、DATSが倉田の暴挙を未然に防げなかったため失敗、ロイヤルナイツの手によって処刑されることになってしまう。
処刑の最中、「死にたくない、息子を一人前の男にするまえでは死ぬわけには行かない」と生への執着を見せたが聞き入れられず、乱入したバンチョーレオモンに友として介錯される。
しかしそれはイグドラシルを欺くための策であり、バンチョーレオモンの「俺に命を託せ」という案に同意し、彼の中に自分の意識を宿す。
だがその策はイグドラシルに見破られており、死んだ英の身体を乗っ取られ、人質にされてしまう。
その後は謎のデジモン・バンチョーレオモンとして大を陰ながら支えることになるが、最終決戦で自らの正体を明かし、イグドラシルを倒すために犠牲となった。
決戦後、大の戦いから人間に可能性を見出したのか、イグドラシルの采配で命を与えられ、本当の意味で大門英として蘇った。
大が、閉鎖されるデジタルワールドにデジモン達と一緒に行くと言い出した時は、反対するどころか武者修行と考えて快く送り出している。
数年後のシーンでは、家で愛妻・大門小百合とともにくつろいでいるシーンが描かれている。
DATSの設立、デジヴァイスの開発、クダモン、カメモンを人間世界に送り込むなど、主人公側の組織の多くの事柄に陰ながら携わっている。
大の語る男気や人生論の多くは、この英の生き様から来ている。