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姉蜘蛛の編集履歴

2021-08-19 00:44:35 バージョン

姉蜘蛛

あねぐも

漫画「鬼滅の刃」に登場する敵キャラクター。

「私は自分さえ良ければそれでいい」


CV:白石涼子

概要

蜘蛛鬼であるの「姉」。

固く柔らかい糸を操り、相手を繭の中に包み込んで溶かす血鬼術「溶解の繭」を使う。

一見すると可憐な少女の姿の鬼で、悲しげな表情で「父」に折檻される「母」の姿を見つめていたり、累に痛めつけられて涙を流す様子から、読者からは「彼女もまた累に支配された哀れな犠牲者」だと思われていた。


しかしその本性は、蜘蛛一家の中で最も狡猾で卑劣。「他の馬鹿どもがどうなろうと、自分さえよければいい」という、極悪な利己主義者である。累の事も内心では「アイツ」呼ばわりして「下らない家族ごっこに興じている者」として見下している。

今まで累の『家族』を演じさせられてきた鬼のうち、累の命令に従わない者・上手く演じられない者は切り刻まれたり、日光で焼き殺されるなどで処分されたが、彼女は累の機嫌を損ねずに上手に『姉』を演じる事で命を長らえ、その代価として与えられた能力により、多くの人間を食らい続けてきたのだった。その為、「父」に指示を出して操るなど家族内での立場も実力も高い方だった模様。


「母」と「兄」が倒され、動揺して元の顔に戻りかけた事で累に仕置きを受け、鬼殺隊の生き残りを始末するよう命じられ、村田を血鬼術で捕らえたところを、蟲柱・胡蝶しのぶに見咎められる。

しのぶの累と同じかそれ以上のただならぬ圧迫感に身の危険を感じた彼女は、何とか言いくるめて逃れようとするが、小手先の弁明が通用する相手ではなかった。「今まで五人しか殺していない」という嘘も、「少なくとも八十人は喰っている、しかも自分が確認できる辺り十四人は確実に殺している」と看破され、その償いとして「苛烈な拷問に耐え抜ければ許す」と言われて逆上した彼女はしのぶに襲いかかったが、蟲の呼吸『蝶ノ舞・戯れ』によって次の瞬間には藤の花の毒を打ち込まれて絶命した。100人近い人間を食らってきた彼女ではあるが、当然ながら十二鬼月の累すら瞬殺する現柱の一人に敵う筈もなく、戦いにすらならなかった。


アニメ版

アニメ第20話『寄せ集めの家族』にて、アニメオリジナルストーリーとして彼女の鬼になってからの生い立ちが詳しく描かれた。


元々力を持たない弱い鬼だった「姉」は鬼殺隊隊士に追い詰められ、逃げた先で偶然累と出会う。累は助ける条件として、自分の『家族』になるように言い、彼女もその条件を呑んだ。

累は約束通り鬼殺隊隊士を一瞬で皆殺しにした上で、彼女を那田蜘蛛山に招き入れる。そこには「母」「兄」「父」の他にもたくさんの兄弟姉妹がいた。

累の血を飲んだ「姉」は血鬼術を与えられ、その後元の顔を剥がされ現在の顔になる(それでも感情が揺らぐと元の顔に戻ってしまう様子)。

他の家族と共に意味のない『家族ごっこ』をしている中、「姉」のさらに上の「姉」を演じていた鬼(CV:伊藤かな恵)から、那田蜘蛛山からの脱走の誘いを受ける。

その提案を承諾し一緒に脱走したが、二人が逃げる先には累が待ち受けていた。彼女は累にその計画を告げ口しており、「姉」の「姉」は吊し上げられ日光にあてられて殺される。

「姉」は彼女を差し出すことで、累への恭順を示し、ひいては保身を図った。

「姉」は山の外で以前のように鬼殺隊から逃げる日々を送るよりも、累の恐怖に怯えながらも少しでも長く生きながらえることを選んだのだ(また、逃げたところで累が本気を出せば直ぐに発見されるという確信もあったのだろう)。


そして仲間を売ってでも自分だけ生き残ろうとした彼女を待っていたのが、藤の花に苦しみながら殺され、そのまま腐るまで野晒しにされるという、ある意味では頚を斬られるよりも惨たらしい末路だったとは、因果応報とはいえなんという皮肉な結末だろうか。


余談

スピンオフ作品『きめつのあいま!』の16話では伊之助から発生した『ほわほわ』を「母」や、「母」の首なし人形と共に集め、ふかふかのクッションと座る人を堕落させるソファを作っていた(その後、累と「父」に没収されていた)。


関連タグ

鬼滅の刃 鬼(鬼滅の刃)

累(鬼滅の刃) 父蜘蛛 母蜘蛛 兄蜘蛛 胡蝶しのぶ

蜘蛛鬼一家

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