概要
現在発売されている量産型ギターの代表格で、フェンダー社から1954年に発表された。
すでに同社から発売されていたテレキャスターを基に発展させたモデルで、一枚板のソリッドボディにネックをボルトで固定し、ピックガード上に主な電気部品を集約させるなど、構造を従来のギターに比べて簡略化することで大量生産を可能にし、カスタマイズの進化にも貢献した。
テレキャスターと異なる点として、ブリッジ部に取り付けられた「トレモロアーム」と3個のピックアップにより5つの音色を出すことが可能であることから人気となり、レスポールと並んでロックギターの代名詞とも呼ばれるに至った。
ストラトキャスターの人気はこれに留まらず様々なカスタム機や派生機を生み出し、ヴィジュアル系バンドやハードロック・ヘヴィメタルなどのプレイヤーに使用される「(フロイド・ローズ)ロック式トレモロ」を搭載したギターなどを生み出した。
主な愛用者
- ジミ・ヘンドリックス(現代ロックの礎を築く。彼なくして現在の繁栄は・・・?)
- エリック・クラプトン(愛器「ブラッキー」はオークションで最高値を記録した)
- ジェフ・ベック(近年の作品では専らストラトを使用)
- リッチー・ブラックモア(ポスト・ジミヘンの最右翼。第二期以降のディープ・パープルやレインボーで愛用)
- イングヴェイ・マルムスティーン(上記のリッチーらに影響を受けた「ネオ・クラシカル」の先駆け)
- Char(竹中尚人。ムスタング同様にストラトも愛用している)
関連イラスト
関連タグ
- ストラト(日本での愛称)