歴代担当声優(日本でアニメ化された作品)
概要
夫や子供達に分け隔て無く愛情を注ぎ、いつも賑やかなムーミン一家を支える。
寛容で穏やかな性格だが、『楽しいムーミン一家』ではモランがトフスランとビフスランに盗まれたルビーの王様を取り返しにムーミン屋敷に来訪した時はフライパンを片手に立ち向かい、飛行おにの帽子でムーミン屋敷に生えた果物を物怖じせずに食し、この帽子で化け物の姿になったムーミンを息子と見抜いたりと、時に強かでしっかりした一面を持つ。
常に赤と白の縦じまの腰巻エプロンを着用。手には持ち手の付いた黒いハンドバッグを携帯し、出かける時はもちろん、家事をする際にも常に所持している。一度このハンドバッグを紛失した時は村中総出で捜索するなど、彼女にとっては命の次に大事な物。ムーミン・コミックスでは犬にバッグを盗まれたが、ムーミンパパが持ってきた他のどんなデザインの代替品も拒否し、「あのバッグじゃなきゃダメ」と泣きじゃくるこだわりよう。バッグの中身は怪我した時に使う絆創膏などの救急道具、靴下や手袋などの衣類の他、化粧用のコンパクトや、ムーミンパパに婚約の際に贈られたルビーの指輪や真珠のネックレスなど収められている。
自宅では主に台所に立って家事をこなし、フローレンやミイに時折料理を教えている。
趣味はリビングでイスに座りながらする編み物、一家で海に出かけた時にも暇を潰すのにも編み物をしている事が多い。
庭でバラを育てるなどガーデニングに勤しみ、ムーミン達が山で摘んできた木いちごを使ってジャムやジュースを拵えている。また料理の知識の他に食用キノコと毒キノコを見分けるなど、山菜に対する知識も長けている。自宅の地下には彼女専用の薬剤室があり、自身の祖母が手帳に書き残した秘伝の薬の調合書を持っている。家族の誰かが病気になった際は、調合書で使用する薬の調合方を調べ、薬剤室に篭り薬の調合をしている。
ムーミンパパが妻への誕生日プレゼントに贈ろうとした自転車の設計図では相当な重量の耐久性を検討されていたことから、彼女の体重については推して知るべし(これは『楽しいムーミン一家』の第二期OPにてムーミンパパを含むムーミン達が座っていた長椅子の端にムーミンママが座ると長椅子が片寄るシーンからも見てとれる)。
若い頃のムーミンパパが「海のオーケストラ号」での冒険を終えムーミン谷に移住した数日後のある嵐の夜、海で溺れて助けを求める(フローレンそっくりの)女性を見つけ救出した。それが若い頃のムーミンママであった。