概要
腐れ谷の毒沼に作られた『腐れ木の神殿』でプレイヤーを待ち受けるデーモン。
名前の通り、無数のガラクタと汚物が融合して人型の像のような形を為した怪物である。
全身には無数のハエらしき害虫が集っており、常に羽音が周りに響いている。
また、左肩部分にはナメクジのような形状の頭部らしきものがある。
プレイステーション5版では、右肩の突起物がサンゴのような形状に変更されたほか、全身に蛆が集っている様子が描写され、より「不潔」な印象が強まっている。
全身を覆うヘドロのような汚物には矢や魔法攻撃などを防ぐ効果がある。
近距離では棍棒のような形状の右腕を振り回して攻撃するほか、左腕から飛び道具としてプレイヤーを追尾するハエの群れを発射したり、全身からハエを噴射して全方位攻撃を行う事がある。腹部を覆う汚物が剝がれると、本体のモーションとは無関係にハエの群れが発射され始めるので不意討ちを受けやすい。
プレイヤーがハエ攻撃を受けると全身に集られてスリップダメージを受け、同時に回復アイテムの効果が半減するというヒル溜りと同様の状態異常になるが、周囲に設置された松明の炎に触れる事で、僅かなダメージと引き換えに解除できる。
身体を覆う汚物やハエを放つ左腕は部位破壊することが可能。特に左腕を破壊すると、ハエ攻撃が一部使用不能になるため優先して狙いたい。ヒル溜りと同様、炎属性に弱いので近接戦なら松脂によるエンチャントや、ストーンファング坑道で拾える竜のロングソードが効果的。魔法の場合、至近距離で炎の嵐を発動すれば一撃でヘドロごと焼き尽くす事も出来る。
動きが鈍いうえに明確な弱点があり、ボス部屋も広く戦いやすい事から、ステージの難度の高さと比べて簡単に倒せるボスと言われることが多い。毒沼の中で戦わされる巨大腐敗人や女黒ファントムの方が強いと評する声もある。
(一応ボス部屋内にも毒沼はあるのだが、足場が広いため滅多に落ちることはない)
倒すと「蝕まれたデモンズソウル」をドロップする。
これを賢者フレーキに渡すことで魔法・「酸の雲」を学ぶことが出来るが、敵にダメージを与えず装備耐久値のみ減少させるという嫌がらせのような魔法だった為、その仕様を巡ってユーザー間で議論になったこともある(しかし結局、続編以降も採用され続けた)。