概要
同エリアに多数現れるザコ「腐敗人」の上位種であり、プレイヤーの二倍ほどの巨体を誇る。
腐敗人と同様、ゾンビのごとく腐敗した肌、餓鬼の如く膨らんだ腹部、ペスト医師のような頭部の嘴が特徴。敵を見つけると手にした棍棒で殴りつけてくる。
動きは単調だが、棍棒による打撃は大盾でなければ防ぎきれないほど威力が高い。また、かなりの大ダメージを受けなければ怯まない為、先制攻撃を仕掛けても動きを止めることは困難。鈍重そうな見た目に反して歩行速度も早い。
腐れ谷-1では狭い崖際の通路や吊り橋の上に出現する。しかも周囲には複数の腐敗人が隠れており、巨大腐敗人に気を取られていると退路を塞がれたり挟撃を受ける羽目になる。
さらに腐れ谷-2ではエリアを分断する霧の前に待ち構えているうえに、毒沼の中でも歩行速度が全く落ちないという厄介な能力を発揮。沼の中では行動が制限されるプレイヤーをあざ笑うかのように棍棒を振り下ろしてくる。おまけにエリアのソウル傾向が黒化すると、攻撃力・防御力が強化された黒ファントム巨大腐敗人が追加配置されてしまう。その為、この地を支配するデーモンより巨大腐敗人の方が強いと評する声も多い。
ただ、隠密系の魔法やアイテム「ソウルの名残」が有効なため、これらを活用すれば戦闘を回避したり、戦いやすい場所へつ陽動して各個撃破することが可能。加えて腐れ谷の敵キャラは炎属性攻撃に弱い者が多く、巨大腐敗人にもある程度有効である。
撃破すると鈍器系武器のほか、低確率で「儚い瞳の石」(後述)をドロップする事がある(黒ファントムの場合は100%ドロップする)。
儚い瞳の島
腐れ谷-2に存在する島の通称。
通路から離れた毒沼の中にあり、闇の中にぼんやりとアイテムを示す光が浮かんでいるのが特徴。ソウル体状態で使用すると肉体を取り戻せる貴重な消費アイテム「儚い瞳の石」が3つも落ちているのだが、その周囲の水中には4体もの巨大腐敗人が隠れており、アイテムに釣られて近づいてきたプレイヤーをタコ殴りしに来る。
前述の通り毒沼の中ではプレイヤーのみ移動速度が低下する為、逃げても追いつかれてしまうしローリング回避も出来ない。更に沼で蓄積した毒ダメージと高威力の棍棒による波状攻撃に晒される(場合によってはザコ敵の蚊やナメクジ、黒ファントム化したセレン・ヴィンランドも襲ってくる)為、多くのプレイヤーが叩き潰されていく死地になってしまった。
まさに騙して悪いがである。