概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードは藤子・F・不二雄大全集2巻収録「アタールガン」。
拳銃型の道具で、弾に目が付いている為、狙った人物を追尾して必ず命中する。ただし判断力は高くない為、誤って別人を狙ってしまう場合もある。
それだけでなく弾は意志を持っており、他者と会話したり目から映像を投影することも可能。
作中ではドラえもんがポケットから取り出した道具ではなく、彼が自ら紙やはさみ等を使用してこの道具を作り出している。
上記の名称はTC11巻収録「ドラえもん大事典」にて設定されたもので、上記の初登場エピソードでは名称は述べられていない。
派生作品
原作版(短編・大長編)では一回限りの登場だが、『ドラえもん』を題材としたゲーム作品には度々登場している。
『のび太と復活の星』ではドラえもん達が使用する武器の一つとして登場している。上記の通り弾が敵を追尾して必ず命中する為、非常に高性能な武器となっている。
『魔界のダンジョン』ではドラえもん達が使用する銃アイテムの一つとして登場している。作中では武器や銃に命中率が設定されており、この道具は命中率100%を誇る上に、威力も高めという設定になっている。
『緑の巨人伝DS』ではのび太が使用する武器の一つとして登場している。水中でも使用可能であり(初期装備である「空気砲」は水中で使用出来ない)、弾が敵を追尾するものの、威力は低めという設定になっている。
関連道具
- 必中ゴムパチンコ
『ブリキの迷宮』に登場したひみつ道具。
この道具を使用して弾(作中ではミニドラ)を放つと、標的に必ず命中させることが出来る。
- 手なげミサイル
『夢幻三剣士』に登場したひみつ道具。
ドラえもん曰く「必ず命中する」とのことだが、作中では未使用に終わっている為、どれほどの威力を持つかは不明。
映画版では、「必ず当たる手なげミサイル」の名称で登場しており、威力は竜を簡単にやっつけられるとドラえもんが言っている。
派生作品を含めれば『ドラえもん最新ひみつ道具大事典』では、ドラえもんが泥棒に対しこの道具を投げ付けた際、泥棒はミサイルを回避し続けたのだが、最終的には命中して黒焦げになってしまった。ドラえもん曰く「どれだけ避けても必ず当たる」とのこと。