ゴーマ十五世「お前たちにゴーマ四天王を貸し与える。東方天!南方天!西方天!北方天!今日から、3人の命令で動くんじゃ」
登場話: 第28話「総登場だぎゃ!!」~第31話「またまた新戦士」
概要
東方天、西方天、南方天、北方天の4人から成るゴーマ十五世直属の最強のゴーマ怪人4人衆。人間態は笠を被って角を隠した托鉢僧の姿。共通の装備として錫杖を持ち、緊箍児を頭に着けている。
それぞれが莫大な妖力の持ち主であり、幻術、「魔界」への幽閉、相手から正気と自我を奪って暴走させるゴーマ最高の呪術「バードゥー」といった多様な妖術の使い手。
4体が合体することで誕生する合体四天王も非常に強力で、無限の再生能力や復活する度に以前受けた攻撃に対する耐性を獲得するといった驚異的な力を持つ。
メンバー
東方天(演:岡本美登)
1本角で「東」と書かれた緊箍児を頭部に付けている。
口から吐き出す妖力の糸で相手を縛り上げ、動きを封じた上で攻撃する。
リュウレンジャーを口から吐き出した妖力の糸で縛り上げ、空中で回転させながら電流を流して苦しめた。回されるリュウレンジャーの悲鳴から、かなりの威力がある技と考えられる。
西方天(演:関根大学)
2本角で「西」と書かれた緊箍児を頭部に付けている。
屈強な肉体で敵の攻撃を跳ね除け、火炎の妖術を得意とする。
テンマレンジャーのキックを跳ね返し、火炎攻撃で苦しめた。
南方天(演:日下秀昭)
3本角で「南」と書かれた緊箍児を頭部に付けている。4人の中では唯一の髭面。
強靭な体躯による肉弾戦を得意とするパワーファイター。
シシレンジャーの首を締め上げた後上空に放り投げ、そのまま錫杖で何度も打ち上げ、お手玉にした。
北方天(演:井上清和)
4本角で「北」と書かれた緊箍児を頭部に付けている。
瞬間移動と妖力の突風で敵を倒す。
瞬間移動でホウオウレンジャーを翻弄した。
合体四天王
「「「「四天合体!」」」」
ゴーマ四天王が上記の掛け声で融合した姿。僧衣を来た紫色の怪物の姿をとり、四方にそれぞれ東・西・南・北と額に刻まれた4つの顔を持つ。
作中の動き
■第28話
遅々として侵略が進まないシャダム・ガラ・ザイドスに業を煮やしたゴーマ十五世によって召喚され、3人の指揮下に入る。
ダイレンジャーを幻術にかけて魔界に引きずり込んで葬ろうとするが、術を破られ、合体四天王に融合した後に巨大化爆弾を起爆させ巨大化する。
龍星王と牙大王を錫杖で攻撃するも、最期は飛翔剣・木端微塵を食らって散った…かのように見えたが、その後土塊から復活。
■第29、30話
戦闘には参加せず、現世と地獄を繋ぐ儀式に従事。
■第31話
知を呪いの儀式バードゥーにかけて窮地に追い込むも、スーパー気力バズーカで破られる。再び融合するが、バズーカで吹き飛ばされた際に巨大化爆弾により巨大化。
牙大王の飛翔剣・木端微塵を無効化するも、最期は重甲気殿大圧殺を受け圧死・爆散した。
余談
四天王は再生する際に土塊から復活を果たしていたが、これは終盤にて判明するある秘密の伏線だったのだろうか…。
合体四天王のデザイン画での名称は「四面王」。
合体四天王のスーツは後に肌色にリペイントされ、『忍者戦隊カクレンジャー』のゴロツキ妖怪(モブ怪人)の一体として登場した。
南方天を演じた日下氏は鍵道化師も演じている。
マイティ・モーフィン・パワーレンジャー
第85話にて合体四天王のみピースシンボル(Four Head)として登場。エンジェルグローブ芸術部が制作した平和の像がロード・ゼッドによってモンスター化したもの。
誕生直後にパワーブラスター(ハウリングキャノン)を受けてしまい、すぐ巨大化。その後は本編通りに倒され、平和の像へと戻った。
なお作中に登場した平和の像は合体四天王とほぼ同一の姿である。四つの顔が知恵、美、力、勇気を現しているとのことだが、これを平和の像と言い張るのはかなり前衛的な試みと言わざるを得ない。