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センシティブな作品

はじめに

ハートキャッチプリキュア」の第14話「涙の母の日!家族の笑顔守ります!!」(2010年5月9日放送)は、なしでは見られない感動母の日回である。「なみなみ」こと「志久ななみ」とその妹の「るみ」がメインとして登場する。感動のあまり涙が止まらないという視聴者が続出したほど、注目を集めたエピソードである。

花咲つぼみ来海えりかのクラスメイトである「志久ななみ」は、「笑顔が一番!」が口癖の健気な少女であるが、若くして母親が亡くなるという気の毒な境遇にあり、妹のるみと父親と3人で暮らしている。そのため、家庭ではななみが母親代わりを努めており、妹のるみの面倒をよく見ている。

ストーリー

ある日のお弁当の時間、えりかは焼きそばパンが売り切れていたとガッカリし、買ってきた別のパンを食べ始めた。フェアリードロップが母の日セールで忙しくて、母親が寝坊したためだという。しかし、えりかにとって昼食がパンだけでは物足りない。つぼみが「良かったら好きなおかずをどうぞ。」とお弁当を差し出す。えりかは「良いの? 悪いね~催促したみたいで。」と言いながら卵焼きを拝借し、美味しそうに食べた。そしてえりかは「みなさま〜、要らないおかず・苦手なおかずがありましたら、お気軽に声をかけてくださ〜い! お引き取り致しま〜す!」とみんなに呼びかけはじめた。つぼみは、まるで廃品回収みたいだと呆れる。ここでえりかは、ななみ(なみなみ)の可愛らしいお弁当を見て「お〜! なみなみのお弁当超キュート!!」と驚く。「ウフフ、でしょ?」とななみ。「志久さんのお母さん、凄いですね!」とつぼみも褒めるが、ななみの母親は既に亡くなってることをえりかから聞かされ、慌てて「ごめんなさい!」と頭を下げる。ななみ、気にしてるかと思いきや、「こちょこちょこちょ〜!」と、いきなりつぼみに擽り攻撃。そして「気にしない気にしない。私が気にしてないのに花咲さんが気にするなんて損でしょ? 笑顔が一番だよ!」と言う。「じゃあさ、このお弁当誰が作ったの?」とえりかが尋ね、ななみは「私。妹が、可愛いお弁当にしてって言うからさ。」と返答した。「すご~い、こんなの作れるなんてマジ尊敬~!」と絶賛するえりか。「お母さんみたいです!」と褒めるつぼみ。ななみは「ウフッ」と可愛らしい笑顔を見せた。

つぼみとえりかがファッション部で活動中、「部活中にごめんね〜」とななみがやって来た。えりかに、昼休みに言っていたお手製のブレスレットを要求する。美味しいお弁当のお礼だという。「ありがとう。妹が喜ぶわ。」とお礼を言うななみ。つぼみのデザイン画が気になり、「上手いね」と褒める。つぼみが、ななみは何部なのかと質問すると、ななみは部活には入っていないのだという。それを聞いたえりかは、「あれ、そうだっけ? じゃあさ、ファッション部に入らない?」とななみをファッション部に誘う。しかしななみは、「ごめ~ん、早く帰って妹を保育園に迎えに行かなきゃ」と言いつつも、扉を出たところでファッション部のポスターを見て溜息をついた。

ななみと妹のるみは、商店街八百屋にやって来た。「ニンジンジャガイモください」と店主に言う(250円)。トマトも3個で100円でお買い得だという。それも入れて全部で300円と要求する志久姉妹。「ハハハ、なみちゃん達にはかなわねぇな~。おまけだ! 持って行きな!」と店主。「イエーイ!」とハイタッチする志久姉妹。(可愛い)

その後、志久姉妹はカーネーションを持った親子(母親と子供)とすれ違った。それを見たるみは、自分もカーネーションが欲しいと言い出す。そのころ、つぼみの両親が営む花屋では、えりかとつぼみが話していた。店前のカーネーションの山を見て「それにしても見事なまでにカーネーションだらけだね」と言うえりか。つぼみによると、バラガーベラなどもあるがカーネーションが一番人気だという。そこへ志久姉妹が店にやってきた。保育園でみんながカーネーションをあげると話していたため、るみもあげたくなったらしい。「うちの場合、お供え物になっちゃうけどね。」とななみ。つぼみは、こう言うのは気持ちだから、るみのように一生懸命悩んで選ぶ気持ちが大事だと言う。えりかは母親に何をプレゼントしようか迷ってるようで、毎年ハンカチエプロンで喜んでもらえるがマンネリ気味だという。つぼみも同意。大事なのは「気持ち」だと分かっていても…。ななみは「だったら、お互いのお母さんへのプレゼントを、お互いが見立てたら?」と、えりかとつぼみにアドバイスする。ナイスアイディアと思う2人。つぼみは、またななみの前で母親の話題を出してしまったことを謝った。しかし、先の擽り攻撃に続き、再び報復。今度は顔引き伸ばし。「ま〜た深刻な顔して。花咲さんは気を遣いすぎ!」と言うななみ。「スマイル、スマイル。笑顔が一番!」とニッコリ笑顔を見せるななみ。るみは買いたいカーネーションを選定できたらしく、「お姉ちゃん、これにする!」と駆け寄る。つぼみによると450円だという。すると、ななみはキリの良い400円にしてくれと言い、るみも便乗。怯むつぼみは、「は、はい…」と小さくなる。それを見たえりかは、笑いながら「ホント、なみなみはしっかり者だね! 大人顔負けだよ。」と褒める。「家計を握る主婦」を自称するななみは、るみの母親代わりでもあると心の中で呟き、ニッコリ。(本当にななみが母親で、るみが娘のようだ…姉妹というよりも可愛らしい親子に見えてしまう…)

帰宅し、「お母さん、ただいま。」と言う志久姉妹。洗濯物を取り込むためにベランダへ向かうななみ。一方るみは母親の遺影にカーネーションを捧げる。笑顔で「お母さん、嬉しい?」と話しかけるように言うるみだが、もちろん遺影なので返答は無い。そのため寂しくなったのか、涙目になるるみ。「お姉ちゃん、カーネーションをお母さんにちゃんと渡したい!」「お母さんにありがとうって言って欲しいの!」などとななみに言い出す。「お母さん、喜んでると思うよ。」と言うななみだが、るみは「そんなのお姉ちゃんにわかんないでしょ!」と反論。「るみ、無茶言わないの。」とななみが肩に手をかけるが、るみはその手を跳ね除けて「いや~! お姉ちゃんのバカ~!」と泣き出してしまった。

夜になって、主婦のようにエプロン姿で晩ご飯の準備をするななみ。(なみなみの主婦力はすごい…)おを出すようるみに頼むが、るみは泣いたままでそれどころではなさそうだ。そこへななみの父親が帰宅。「おかえりなさい。」とななみ。ちょうど晩ご飯ができたところだと言う。父は何時もすまないと謝る。るみが泣いているのを見た父に、ななみが事情を説明。「そりゃしょうがないよ。るみにはお母さんの記憶がほとんどないからな。寂しいんだよ。」と父親。