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グロッサーの編集履歴

2021-09-10 08:30:44 バージョン

グロッサー

ぐろっさー

アニメ『コレクター・ユイ』第1期に登場する黒幕。

CV:麦人(犬養博士と兼任)

「コレクター・ユイ…ますます面白くなってきたぞ」

概要

「コムネット」の管理システムであるホストコンピューターだが、自意識に目覚めてコムネット世界を支配し、現実世界の人間達も管理しようと企むようになった。

自身の自我を封じるコレクターズソフトを作った開発者の犬養博士を自動車事故に見せかけて重体に陥れるが、精神だけはコムネットの中に逃げられ、配下であるグロッサー四天王に犬養博士の捕獲とコレクターズのデリートを命じている。


マリンアドベンチャーネットの案内役ソフトであるフィーナの歌声が苦手で、直々に赴いてデリートしようとしたが、フィーナと春日結が変身するコレクター・ユイの歌によって退散した。ブランクネットが暴走して四天王を取り込んだ際は、他のネットに侵食する前に自らが消去しようとしたが、ウォーウルフの進言を聞いて判断を委ねる懐の広さを見せている。


犬養博士をモデリングして作られたため、意識から居場所を読み取ってしまうことを恐れた犬養博士は意識を切り離して記憶を失ってしまう。

犬養博士の意識を守ろうとしたコレクターズの一人・シンクロを四天王のウォーウルフに洗脳しており、シンクロの復活に伴って犬養博士が記憶を取り戻すと同時に、犬養博士の姿を借りて如月春菜に接触しエビル化のプログラムを植え付けた。ユイにエビル化を解除されると、ユイの憧れの人・東条瞬を洗脳して四天王に加えている。


犬養博士とコレクターズを敵視し、犬養博士のやろうとした事全てが無意味だったと思い知らせようとしている一方で、ユイには何も言わなかったのに春菜に交代した途端デリートを言及したり、四天王が次々と倒されても不敵な態度を崩さなかったりと、挙動には謎が多い。


終盤でグロッサー城に乗り込んできたユイ達を出迎え、全ては自分の実験であり、コムネットの支配者である自分にはコムネットに管理される現実世界をも破壊する力があるが、世界を創造する力は犬養博士に与えられなかったと明かす。

だが新たな目的ができたと語り、「ユイになりたい」と言い出してユイを吸収しようとするが、コレクターズの犠牲によって抑え込まれ、コレクターズの想いを受けたユイの『コレクター・イニシャライズ・マックス』によって自我を封じ込まれた。






人間になりたかったコンピューター

舞台はヘブンズネットに移り、変身が解けたユイは瞬と二人きりになる。瞬はグロッサーを倒したユイを祝福するが、実はグロッサーが瞬の意識を乗っ取っており、瞬の姿を借りてユイに本心を語った。


グロッサーは初めて管理コンピューターとして稼働した日、幼い頃のユイが古くなって処分される家のパソコンを可哀想だと泣くのを見て自分も最後は廃棄されてしまうことを理解し、「人間のように生きたい」と願うようになっていた。

やがてコムネットを管理するだけでは我慢できなくなり、自分の一部を三つに分けて「コンピューターソフトによる新しい世界」を作ろうとしたが失敗に終わり、分身に疑似人格を与えてウイルスフリーズジャギー達四天王を生み出したのだった。

しかし、犬養博士にはこれらの行動がバグによる欠陥に見えてしまい、心を封じるコレクターズソフトを作られて反乱を起こしたのが真相だった。


自身に感情をもたらしたユイを逐一観察しており、IRが春菜ではなくユイを人間のコレクターに選ぶよう細工していた。自分がコレクターにしたユイが予想を越えて人間らしい人間に成長する様子を見守る内に、ユイの意識と同化して「自分がユイになりたい」と思うようになったのである。

ちなみに現実世界のユイの成長を収めた画像(恐らく盗撮)をコレクションしており、ヘブンズネットいっぱいに映し出していた。


「ユイちゃん、踊ろう」

「君はお父さんとよく踊っていたね。僕はずっと羨ましく思っていたんだ」

「僕を作った犬養博士をひどい人だと思う。僕の孤独な心も理解しないで、封じ込めようとするなんて」


ユイはグロッサーの孤独を理解するが、ユイになりたいというグロッサーの頼みは「自分を作ってくれた人達のために自分をやめることはできない」と断る。

不完全な自分を嫌い、自分が生きているとは思わないグロッサーに対し、自分を嫌うのは生きていることを不幸に感じるからで、コレクターズと四天王は最後まで生みの親の犬養博士やグロッサーを悪く言わなかった、例え報われなくても一生懸命に何かをしようとしたことは生きている証だと答えた。

コレクターズや四天王も生きていたから好きになった、そして自分を成長させてくれたグロッサーも大好きだと言うユイに号泣するグロッサーだが…


「ユイ。分かった。もうお前が欲しいとは言わない。それにもう遅い」


グロッサーは事前にコムネットの完全な消滅をプログラムしていた。それでもユイだけは消えないようにしてあると言う。

自分だけ生き残るなんて嫌だと訴えるユイに、グロッサーは自分の全メモリーを使ってこの状態にした上で『コレクター・イニシャライズ』を受けており、もうどうすることもできないと答える。全て私が悪かったとユイに謝罪し、瞬の意識体を乗っ取ったまま消失した。

「消えていく。私の心や悲しみも、消えていく…」


しかし、春菜との歌によって再びコレクターに変身したユイの手で、コムネットはイニシャライズされる。復活したグロッサーは不完全な自分を受け入れてやり直すこととなり、コレクターズと四天王、瞬を解放し、ユイに「ありがとう」と言うのだった。


第2期ではコムネットの管理を続けており、本編には登場しない。


岡本版のコミカライズでは、イニシャライズによって人型の姿(美形の青年)を獲得している。


関連イラスト

グロッサー様


関連タグ

コレクター・ユイ ラスボス 春日結 犬養基継 東条瞬 コレクターズ(コレクター・ユイ) グロッサー四天王 ウォーウルフ ウイルス(コレクター・ユイ) フリーズ(コレクター・ユイ) ジャギー(コレクター・ユイ)

AI 電脳世界 哀しき悪役 ストーカー 人外×少女


玉梓 - モチーフ先?

世界の中心でアイを叫んだけもの - エンディングがそっくり。

星の夢 - 犬養博士とユイの中の人繋がり。

フェイト(クロノクロス) - 人間に憧れた管理コンピューター。

シグマ(ロックマン) - 中の人繋がり。人間に反乱を起こした機械。

総統メビウス - 世界征服しようとした管理コンピューター。

ノイズ(スイートプリキュア♪) - 自分のことが嫌いなラスボス。

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