概要
『DX』で「ポポ」と「ナナ」のコンビが「アイスクライマー」として参戦。デザインは可愛らしいものにリファインされている。声優は世界共通で二人とも小林沙苗が担当。一見すると服の色以外そっくりだが、髪型に若干の差異があり、声質も異なる。原作とはうって変わって仲が良く息がぴったりあっている。二人の仲は『DX』の公式HPでは「友達以上恋人未満」。
スマブラDX
ボタン | ワザ一覧 |
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B | アイスショット |
→B | トルネードハンマー |
↑B | ゴムジャンプ |
↓B | ブリザード |
2人1組で行動するという異色のファイター。
プレイヤーはポポを操作し、続いてナナがワンテンポ遅れて同じ動きを取る(カラーバリエーションで逆にすることも可能)。能動的な「切り離し」を行い、別の動きをさせることも可能で、「ナナがブリザード固め→ポポが掴み」などチーム戦のような連携が可能。
攻撃を食らうなどして2人がはぐれると、ナナはオート操作によりポポの方へ向かう。そしてナナが撃墜されてポポ単体になると大幅に弱体化。特に合体ワザの横Bと上Bは復帰力が大幅に下がってしまう。
原作に忠実に、空中横移動は遅く設定されているが、氷の床で滑らない。
スマブラシリーズのファイターは敗北時に(一部を除いて)拍手をするのだが、アイスクライマーはその場で泣く。これは、原作のボーナスステージにおけるクリア失敗時のリアクションが元ネタである。
スマブラX
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B | アイスショット |
→B | トルネードハンマー |
↑B | ゴムジャンプ |
↓B | ブリザード |
切りふだ | アイスバーグ |
『X』にも続投している。
ここからあることで有名となる。それは全ファイターで投げ連及びダウン連が永久に通じてしまう凶悪性能。もちろん他のファイターも存在し、それほどの操作難易度は難しいのであるがアイスクライマーはナナのおかげですぐに吹っ飛ばせるダメージまで稼げて最後にスマッシュ攻撃でフィニッシュと凶悪。これに桜井氏も認知しているようで「自己責任でお願いします」とコメントしている。
『X』の公式HPでは「ふたりはなかよしだ!! たぶん。」と紹介されている。
スネークの通信でのメイ・リン曰く「刎頸の交わり」(原作でよくあった光景の方もスネークの方がネタにしていたが)。
最後の切りふだは「アイスバーグ」。ステージ中央に巨大な氷山を出現させ触れた相手に連続ダメージを与える。
スマブラfor
『for』では不参戦。開発段階では参戦を予定していたようだが、桜井氏曰く「WiiUでは動いたが、3DSではマシンパワーが足りずにどう調整しても動かせなかった」「『DX』のデータを使い回すのも古すぎて困難」といった問題があったために、仕方なく参戦を断念したのだという。デザインの容量や元々レトロゲーム枠のキャラクターなので仕方ない点ではある。
ご無沙汰登場
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B | アイスショット |
→B | トルネードハンマー |
↑B | ゴムジャンプ |
↓B | ブリザード |
切りふだ | アイスバーグ |
「Switch」独占により性能面での制約が緩和されたことで、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』で大復活を遂げる。(桜井ディレクターによればデザインをシンプルにし容量を削減・圧縮したことでなんとか参戦できるようになったとの事)過去作で問題になっていた「投げ連」の永久パターン消滅や、拘束時に掴まれても行動不可などの対策がされている。「切り離し」の難易度も上がり、『X』以上に緻密な戦術が求められるようになった。とはいえ、切り離しを使った新たなコンボが開拓されている。『X』ほどの凶悪さはなくなっているがそれでも撃墜出来る性能に変わりはない。
最後の切りふだも「アイスバーグ」のままだが仕様変更で氷山を左右に操作可能に。また上に飛び回るコンドルに捕まって飛べるように。
『SP』の天界漫才でも、先に挙げた昔の様子がきっちり言及されている。
オンライン対戦でも投げ連の永久コンボやナナの行動制限が追加された事で過去作のテクニックは消滅してしまうが新たなコンボが開拓されていき、復活の理由から使用率も高いが今作で手放すプレイヤーも少なくない。
性能変化からの操作難易度は高くなるが撃墜面やダメージ稼ぎがより強化され、上手くいくとコンボからの即撃墜とロマンなワザも狙えることも出来てしまう。機動力も強化されたので復帰面も上がっている。
一人だけになると弱くなるのも健在ですぐにナナが撃墜されると戦力が下がるのでなるべく二人で戦う事を意識し、火力やリーチのあるクロムや空中攻撃の妨害性能の高いメタナイトやピットには注意が必要になる
前作での不参戦の原因として(主に3DSの)スペック上の問題だった為、それが解消されたSwitchでは「復活最有力」とまで言われていた。ただ、ホムラ/ヒカリの使い方では「Switchでも動かすのはギリギリだった」と語られており、実は(技術的な意味合いで)最も参戦が難しかった事が判明した。
そういう意味でアイスクライマーは本当に「奇跡の参戦」だった訳である。
勝ちあがり乱闘「ベストパートナー」は全ラウンドで二体が相手となり、アイスクライマーが男女のペアであるためか、相手の半分以上が異性同士のペアになっている。ボス戦もマスターハンドとクレイジーハンドのペアがホンキ度関係なしで登場する。
アイスクライマー参戦ファイター
No | ファイター | 初出演 |
---|---|---|
15 | アイスクライマー | DX |
余談
前述のボーナスステージに転がっている「野菜」だが、最初にお目に掛かるのは必ず「茄子」。
スマブラでのシンボルマークとしても採用されているのだが、一説では「ボー“ナス”」の洒落で採用されたというが……真偽のほどは不明である。