概要
原作誕生50周年を記念して製作されたOVA。
『ルパン三世PART5』DVD&BD第1巻の先着プレミアム特典として収録された作品の為しばらく視聴は困難になっていたが、2021年にルパン三世のTVアニメシリーズ生誕50周年を記念して映画『カリオストロの城』(4Kリマスター版)が期間限定でリバイバル上映される際に同時上映作品わとして本作も劇場初公開。
2021年12月発売の人気エピソードをセレクトしたBlu-ray『ルパン三世 TVシリーズ THE BEST SELECTION』にも映像特典として収録が決定し(前回の様に初回限定ではなく本編ディスクに特典として同時収録)、当初より視聴は容易になってきている。
第1シリーズの敵達が再登場し、ルパン一味に再挑戦する。ただし、第1シリーズのキャストは皆故人のため、声優は全員交代している。
本作は原作者のモンキー・パンチ氏が総監督を務めた作品にして、原作者の生前最後のOVAでもある。
(アニメ監督としては1996年公開の映画『ルパン三世DEAD_OR_ALIVE』で携わった経験がある)
あらすじ
ミスターX主催のカーレースに参戦したルパン&銭形。
レースの最中に不二子はお宝がある館に潜入するが、そこで待っていたミスターX&魔毛狂介によって捕まってしまう。魔毛狂介のタイムマシンの力でルパン&銭形は過去に飛ばされ、白乾児等の過去の強敵達と戦うはめになってしまう。
ミスターX&魔毛狂介の野望は、タイムパラドックスによるルパンファミリーの壊滅である。
ゲストキャラクター
黒幕
本作の黒幕。アニメシリーズでは3回(深山雪男氏によるコミカライズ版『ルパン三世M』を含めると4回)の敗北を経験しながらも懲りずに再びルパン三世に復讐を誓う。
今回は科学者の魔毛と結託しルパン一味を引き裂こうと策略する。
もう一人の黒幕。設定は第1シリーズ登場時に準じている。
本作の出来事には欠かせないキャラ。
第1シリーズでルパン一味に破壊されたタイムマシンは、本作では砲台式になっておりこれを使いルパン一味の過去を改変しようとする。
過去の時代の人物
過去に送られたルパンが最初に出会った人物。
生死不明のパイカルが生きていた事にルパンは驚くが…※
五ェ門の師匠。ルパンと五ェ門との絆に影響が出る人物。
スパイ時代の不二子の元同僚。ルパンと不二子との絆に影響が出る人物。
- ストーンマン(声:なし)
かつて次元が対決を約束していた男。次元とルパンとの絆に影響が出る人物。
なお、過去に影響を及ぼす人物としては彼のみ第2シリーズ初出のキャラとなる。
※パイカルは第1シリーズ第2話の後日談となるOVA『生きていた魔術師』終盤にて再度生死不明となるが、本作でパイカルを見たルパンが発した「生きていたのか…」という台詞はこのOVAの出来事が反映されているのか、第2話の事のをみを指しているのかは不明。ただし、第1シリーズ第2話とOVA共に最後は生死不明で話が終わるのでどちらの解釈でも問題無いようになっている。