プロフィール
概要
本作のメインキャラクターの一人。正式な名前は「フェリーダ・アルファイド」。
褐色の肌に短めの髪、小柄な体型が印象的な猟兵の少女。副頭目ハサン・アルファイドの娘。
中東の方言で父親を「アブ」、母親を「アマ」と呼んでいる(他には「了解」→「ウーラ」、「天使」→「メラク」、「霊」→「ジン」など)
「焔」と《翼の女神(アルーシャ)》を信奉する独自の文化を持つ民族《クルガの民》で構成される≪クルガ戦士団≫の一員。
所属する《クルガ戦士団》は中東に拠点を置く大規模猟兵団。戦いへの誇りと伝統を重んじている。無抵抗の民間人などの殺戮といったの汚れ仕事をしないことで知られており、周囲からの評判は悪くない。
両親の他、団を離脱した実兄であるカシム・アルファイドにまだ幼い弟と妹がいる。
戦闘では一人前の猟兵としてシビアな価値観を見せ「水も安全もタダではない」「持つ者は支払う義務がある」という考え方を持つ。その一方で都会の知識には疎く、初めて見るその有様や日常生活に対して素直な反応を見せている。
以前より交流のあった中部の自由都市圏を拠点とする大規模猟兵団《アイゼンシルト》に所属する女性猟兵アイーダの率いる中部隊が消息不明となり、その捜索をヴァンに依頼する為に単身首都イーディスを訪れる。
依頼はヴァンが解決するのだが、その後父・ハサンより戦士団から勘当(と言う名目の課外活動)を言い渡される。「親としてはともかく副頭目として娘の成長を奪った」事に思う所があったハサンに修行のためにアークライド解決事務所に送り込まれる。
首都に来てからは裏解決屋のバイトの他に日曜学校にも通っており、よくアニエスなどから勉強を教わっているようである。好奇心が旺盛な事もあり、勉強熱心。導力端末も使いこなしたいと考えている。
現役の猟兵であるためか危害を加えようとする者に対して容赦がなく、作中では相手の腕を捻り上げたり、壁に押し付ける制圧術等で無力化している。
また首都イーディスの広さに対して「市街戦に向いていない」、ディルク自然公園の自然豊かな光景を見て「演習地に向いている」と発言するなど日常の風景を猟兵の思考で捉えるため周囲を呆れさせている。
戦闘以外ではごく普通の少女でやや天然気味。基本的に誰とでも敬語で受け答えをし、物腰の柔らかい態度で接する。成長期であるためか、食べ物に目がなく作中で訪れる色々な場所で様々な食べ物を食している。
事務所内で最年少であるためか無垢な一面があり、アーロンが言い放つ発言に対して意味を理解して赤面するアニエスと対象的に首を傾げる場面が多々見られる。年齢のためか恋愛観は意外と潔癖で劇中に登場するZ1グランプリのチャンピオンであるマクシム・ルーガンに対しては、本人の言動や依頼内容から辛辣な態度を見せる。
人の気配を『息吹』として捉える事ができる気配察知能力を有しており、戦闘では敵の数などを瞬時に把握できる。また、『息吹』から他者の心理状態ですら把握可能で、劇中ではある人物に嫉妬したアニエスの感情を「仄暗くなった」と察している。
住んでいた環境やまだ幼いからなのか基本人名以外の横文字の用語は片言(平仮名表記)で呼んでしまうのが特徴。
元西風の猟兵であり共和国に出張で来た遊撃士フィー・クラウゼルとは似た身の上やスタイル、そして同じく元西風出身だったアイーダの『妹分』同士としてすぐに意気投合する。
バトルスタイル
猟兵団より用いている得物は突撃銃剣(アサルトソード)。ぱっと見では小型プルバック型アサルトライフルそのものだが、銃器形態から小刀に変形することも可能で、実質軌跡シリーズ歴代猟兵キャラクターおなじみの銃器・近接武器を併用した代物である。
フェリ自身は非力さと物理防御力の低さもあるため、持ち前の敏捷さを生かした行動力と手数で攻めるのが基本的な立ち回りとなり、また銃撃も使うので命中力アップのクォーツは装備しておきたいところである。
衣装
本作でのフェリの衣装は充実しており、デフォルトのほか、
ゲオ店舗特典では故郷クルガの巫女装束が用意されており。
エンディングではまた少し違うデザインの巫女装束(おそらく冬用)がある。
他にも(通ってはいないが)アラミス高等学校附属中等部制服、水着、「4spg UNITE」というアークライド解決事務所の制服的戦闘服が用意されている。
対人関係
アイーダ――戦場に参加するようになってから時に敵対し、時に味方として世話になっていた恩人。共同訓練の後消息を絶った事から、フェリが首都に向かう切っ掛けとなった。捜索の末再会するが、既に亡くなっており戦いの果てに彼女の最期を見届ける。
ハサン・アルファイド――副頭目にして父親。《アイゼンシルト》中隊の捜索部隊の参加を志願するフェリに対して、未熟と言い渡して参加させなかった。後に言いつけを破ったフェリ勘当し、《アークライド解決事務所》に送る。厳しい態度を見せるがやや親バカでヴァンに宛てた手紙には「万が一手を出したら、“全クルガ”を以って死を与え、色々な意味で責任を取らせる」と綴っている。
カシム・アルファイド――戦士団から独立し異国で仕事をしている歳の離れた実兄。寡黙なためかどのように接していいか分からず、接し方を悩んでいる模様。カシムの方もフェリの戦士として資質ついて父親と意見を違えているらしいが、休暇などでは訓練に付き合ってもらっているらしい。
ヴァン・アークライド――《アイゼンシルト》中隊の捜索を依頼した《アークライド解決事務所》の所長。アイーダの介錯を躊躇うフェリに対して、「手伝うという約束」から代わりに介錯を行う。後に父親の命令で事務所の一員となる。
アニエス・クローデル――依頼した際に出会う。一般人ながら修羅場に同行する彼女を不思議に思いながらも、その実力を認めている。年が近いためか姉妹のように仲が良く、不慣れな都会の生活
もフォローしてもらっている。
関連タグ
フィー・クラウゼル…本作でも共闘の機会があるが、猟兵出身、戦闘スタイル、小柄と多くフェリに共通する。
ガイウス・ウォーゼル…同じく女神以外を信仰している褐色肌のキャラクター。