漆黒の剣
しっこくのけん
概要
リ・エスティーゼ王国の都市エ・ランテルに拠点を構える、銀(シルバー)級冒険者チーム。
バランスの良いクラス構成とメンバー同士の連携が取れた、モモン曰く「良いチーム」。
ゴブリンやオーガ程度なら、多少の群れでも殲滅できるだけの戦闘力を有している。
ニニャの発言を機に、かつて十三英雄の一人『暗黒騎士』が所持していた伝説の四大暗黒剣『漆黒の剣』シリーズを揃えてメンバー全員が持つ事を目標としており、チーム名の由来にもなった(なおニニャ本人は、当時の自分の発言を「若気の至り」だとして恥ずかしがっている)。
ただし、その内の一本である『魔剣キリネイラム』は、遥か格上のアダマンタイト級冒険者ラキュース・アルベイン・デイル・アインドラが所持しており、この時点で頓挫してしまっているが…(ちなみに、その事実を知った時は落ち込んでいた)。
魔剣を手に入れるまでの代わりに、小さな宝石が四つ入った黒い短剣を所持しており、それこそが自分達の結成の証だとしている。
ンフィーレアからの依頼を完了した後、バレアレ家で待ち構えていたクレマンティーヌとカジットによって殺され、壊滅した。
作者は彼等の最期に関しては、「勿体なかったけど、相手がクレマンさんじゃ死ぬよね」と語っている。
メンバー
チームリーダーの戦士。チームの壁として前衛を張りつつ、戦況を見定めて指示を飛ばす。
さっぱりとした好青年で、仲間からも信頼されている。
女好きの軟派な野伏(レンジャー)。
会話中でも遠くから聞こえるモンスターの足音を聞き分ける勘の良さを持ち、弓による遠距離攻撃やショートソードでの接近戦もこなす。
ナーベに一目惚れして言い寄っていたが、冷たくあしらわれていた。
『術師(スペルキャスター)』の異名を持つ魔法詠唱者(マジック・キャスター)。
魔法の習熟が早くなる『生まれながらの異能(タレント)』を所持しており、この年で既に第二位階まで到達しているエ・ランテルの有名人。
チーム一の常識人である大柄な森祭司(ドルイド)。
薬草の知識に長じ、回復や足止めなど仲間のサポートが得意で、いざとなれば剛腕を活かしてメイスによる接近戦も担当する。