概要
ひこてる氏が「カジュアルに遊べる」「日本の日曜日の朝アニメ」をテーマに、低年齢層やアクションの苦手なゲーマー向けに制作しているドット絵横スクロールゲーム。
30分アニメを意識した「ストーリーモード」、従来の横スクロールアクションらしい最奥でボスが待ち構える「チャレンジモード」、ステージで集めたコインやシールを使ったコレクション要素、キャラクター達の情報を記した「ライブラリモード」、コインで「ショップモード」が遊べる。
1分30秒のオープニングやエンディング、データ放送風の画面枠、左上に表示されている時刻(しかも物語の進行に合わせて経過する)、アイキャッチ、物語の情報を教えるコーナー「今週のとっておき」と合言葉(実はショップモードのアシストを解放するためのパスワード)、エンドカード(またみてね)、とアニメ的な要素が散りばめられている。
第1話のみ収録されている「パート1」が2020年7月4日に、第2話から第6話まで収録されている「パート2」が同年の12月28日発売された。
その「パート1」「パート2」(1、2〜6話)にさらに6話分+αを追加して1本のタイトルに再構成させた「シーズン1」をNintendo Switch / steam向けに2022年3月あたりにリリース予定。
あらすじ
大冒険に憧れる精霊使いの少女トレフィ。
ココロクローバーと呼ばれる特別なアイテムを拾った事で、自分の秘密を知る為の大冒険へと足を踏み入れるのであった。
しかし各地でココロクローバーを付け狙う悪人と、人間たちの悪い心を集める精霊達「ディスピット」がトレフィに立ちはだかっていく。
登場キャラクター
トレフィとその仲間達
- トレフィ
この物語の主人公である精霊使いの少女。9歳。風属性。
緑を基調とした服と髪の色をしており、長い髪をおさげにして纏めている(バルクスからのあだ名は「デカおさげガール」「デカおさげ精霊使い」)。
読書好きで夢見がち、とりわけ好きな冒険小説の影響で旅に出たいという願望を抱いているが、じいちゃんにいつも反対される。
じいちゃんに拾われて9年もの間育てられており、後述の理由からして正体に関しては謎に包まれている。旅に出たい理由も世界中の景色と精霊達と出会いだけでなく、自分が何者なのかを知る事も含まれていた。
人間には持たない精霊の力を行使することが出来、杖からマナを放つ「ショット」が得意技だが、杖での直接攻撃もできる。また、精霊の声を聞き取れる他、仲間の精霊と「憑依」しても心を保つことができ、憑依した精霊によって属性や姿も変化する(ココロクローバーを狙う精霊の方も、彼女をただの人間なのかと疑問を抱いている)。
しかしそれ故に村の人々から「魔女」と恐れられており、「森には魔女が住んでいるから近づいてはいけない」「魔女に体を乗っ取られる」と根も葉もない噂を広められてしまい、現在ではじいちゃん共々村に立ち寄っていなかった(しかし全員がそうではなく、噂に対して疑問を抱いている者もいた)。そして自分を「魔女」と言う者に対しては「精霊使い」だと反論している(尤も、「精霊使い」という名前もトレフィが命名したものであるが)。
明るく振る舞いがちであるが、正義感も強く、悪党に捕まった精霊の声を耳にして自らの危険を顧みずに助けに向かっていた。そして、自分を家族のように接したじいちゃんや生まれ育ったコカゼのもりを傷つける者、何の罪もない精霊に酷い仕打ちをする者に対しては怒りを顕にしている。
- ウンディーネ
小さな青い人魚のような姿の精霊/女型。水属性。愛称はディー。
幼少期からトレフィの親友であり、正義感の強いトレフィに対しては呆れながらもサポートをしている。
頼れる姉として頑張っているらしく、実際サラマンダーやトレフィを窘めるブレーキ役であり、トレフィ達のまとめ役となっている。
綺麗好きで、歌も好き。
アシスト効果はトレフィの体力を一つ回復させる。
- サラマンダー
巨大な赤い竜のような姿をしている精霊/男型。火属性。愛称はサール。
トレフィと組手をしており、同時に頼れる兄として頑張っているらしい。
血気盛んで喧嘩好きな性分であり、何かとひと暴れようとしてはウンディーネに止められる事も。
4,5年前にコカゼのもりに迷い込んで住み着いており、初めて入った者には気使いをしている。しかし、コカゼのもりを荒らす者に対しては敵意と怒りを顕にしている。
アシスト効果は前方に火炎攻撃。
- ノーミィ
緑の帽子を被った小さなリスのような姿の精霊/女型。地属性。
ちょっぴり臆病な性格で、トレフィ一行から妹のように扱われている(一目惚れされたドブをサラマンダーが睨んで追い払った)。
当初は眠っていた所を海賊に捕まり、帝国の闇取引の為に檻の中に閉じ込められた。しかし、海賊船に潜入したトレフィ達によって助け出されて仲間に加わった(この檻は、触れると電気が走る仕掛けであり、力尽くで檻を引きちぎろうとしたトレフィは感電してしまった)。
普段はトレフィの髪の中で寝ている。
バルクス一行
- バルクス・バルカン
ココロクローバーを付け狙う悪党の一人。23歳。
赤髪に橙色のグラデーションが入ったようなロングヘアーの男。
「古今東西巷で噂のお宝ハンター」と自称しているが、ライブラリーで「慌ただしい小悪党」と評される様に、悪事の内容も世界各地で食い逃げ行為を繰り返す、といったもの。
帝国の飛行船から「ココロクローバー」を奪取する時もガンバルカンでゴリ押ししただけ(しかもカッコつけて乗り込むのが遅れたせいで、ガンバルカンが飛行船からの砲撃を食らった)、ガンバルダーの飛び降りに失敗して所謂「スケキヨ」みたいな格好になる等、どうにもドジが目立つ(是等は本編のほんの一部)。
しかし目的のためなら手段を選ばないタイプであり(森に落ちたココロクローバーを見つけるためなら、森を片っ端から破壊して燃やす)、邪魔をするならば子供であっても容赦はしないが、精霊に憑依された時にトレフィに助けられた事から(実際は撃退されただけだが、結果的に憑依から解放された)、助けられた借りは返すと誓っており、トレフィとはココロクローバーの奪い合いをしながらも、彼女と共闘をしている。
とは言え、トレジャーハンターの腕は確かであり、ノーミィを閉じ込めた檻をいとも簡単に開けることができた。
バルクリアは兄であるが、幾度も彼を邪魔するなど、互いに敵対している。
- ネココ・キャット
ネコを自称する少女。
青を貴重とした服と髪の色、そして猫耳のように立った髪型と猫の尻尾が特徴。
バルクスとは助手にして相棒の関係であり、ガンバルカン(バルカンダー)の操縦を担っている他、海賊船の構図の把握と脱出経路の確保をこなしている。
バルクスに対して時折ツッコミを入れる事もあるが、精霊に無理矢理乗っ取られてしまったときは彼を案じていた。
- ガンバルカン
バルクスの最強ロボット。
しかし、帝国の飛行船から「ココロクローバー」を奪取した際に砲撃を食らって操縦系統に異常が発生、「死なば諸共」と言わんばかりに飛行船に特攻した事で(頭部を除き)破壊された。
- バルカンダー
上記のバルカンダーが爆発で壊れて頭部だけになった姿。操縦は全てネココが担当している。
バルクスの「赤色」とネココの「ネコ」要素を掛け合わせて作った。
口からミサイルを発射する他、伸縮式のパンチを繰り出す。ちなみに自爆ボタンも搭載されており、押してしまうと爆発してしまう。
アシスト効果は敵を踏みつける攻撃。
クリスタル王国
- パッキン
クリスタル王国の兵士。18歳。
独特のヘアースタイルをした金髪が特徴。
「ですます口調」をカタカナにしたような喋り方をしている。
己の騎士道を重んじており、努力をしている。その人柄と実力からか民衆からも信頼されており、それでいて「その評価に相応しい騎士になる」と驕らない姿勢を取っている。
しかし、皮肉にも同期であるシャットの暴走を招いてしまい、スタッガードに憑依変身したシャットに襲撃を受けてしまうが、トレフィの助けによって事なきを得る(当人は市民の避難誘導にあたった)。
目覚めたシャットに対して、ただ見ている事しかできなかったと謝罪し、お互いにやり直して、本当の騎士になろうと互いに誓いを立てた。
トレフィを当初は海賊に誘拐された少女だと思っていたが、スタッガードの一件で海賊船で戦ったのは彼女なのではと考えていた。
- シャット
クリスタル王国の兵士。18歳。
短い茶髪が特徴。
出世欲が強く、同期であるパッキンが評価される事に焦りと妬みを募らせていた。しかし、怠惰な自分に言い訳を聞かせて安心させようとしていた。故に、彼が自分より努力している事への劣等感を抱いていた。
それをスティンガーに利用される形で精霊のクワーガーに憑依変身させられ、スタッガードとして暴れまわった。トレフィによって倒されるが、心を抜き取られなかった為、抜け殻のようにならずに済んだ。
パッキンによって目覚めた彼は、憑依変身した時の行動を自分の本心でやったと悔やんでいるが、彼の励ましの言葉を受けて再起。以降は堅実に任務を遂行しているようだ。
- ばあちゃん
不定期に料亭を切り盛りしている老婆。79歳。
口は悪いが、王都に滞在するトレフィに部屋を貸すなど、面倒見が良い。
じいちゃんとは知人関係であり、じいちゃんからの手紙をよこした時は悪態をついていた。
トレフィとは初対面であるものの、伝言インコによって彼女が来る事を知っている。一方でトレフィをある人物の生き写しのようだと評しているが……。
ドブに対しては「勝手に住み着いた」としてぞんざいな対応をしており、時には折檻をする事も。
- ドブ
小さなネズミのような姿の精霊/男型。地属性。
口癖は「~じょ」。ばあちゃんの経営している料亭に勝手に住み着いている。
性格はやかましい上に一言多く、店を開けていない日ではとにかくはしゃぎまわっている。
その事もあってか、ばあちゃんからは「ドブネズミ」と煙たがられており、喧嘩をする事も。
ディスピット
ディスピットの幹部
- テンクルタン
クリオネの様な姿をしているディスピット/女型。水属性。
頭部には紫色の毒の触手を持っており、さながらツインテールを思わせる。
隠れファンが多いが、仲間である幹部三人以外は人間も精霊も見下している。特に人間に関しては消し去る事を目的としている。
精霊使いのトレフィをホネコンから聞かされており、一方で彼女が憑依変身した光景を見ても取り乱していない。
- スティンガー
鳥と虫の様な姿をしているディスピット/男型。風属性。
嘴と足の爪、触覚が特徴で、鳥の翼を隠し持っている。
他の幹部からリーダーと思われているが、当人は否定している。
仲間思いであり、敵対者に対しては容赦はしない。彼もまた人間を消し去りたい程に嫌っている。
また、人間を利用してジャークローバーとして心を抜き取ろうとするなど、狡猾な一面を見せる。
ディスピットの精霊
- ホネコン
猫の骨の姿をした精霊/女型。火属性。
人間を憎んでおり、人間と精霊の絆の証であるココロクローバーを耳にした時、精霊との絆を踏みにじったであろう人間達を皮肉っていた。
ココロクローバーを探すためにコカゼのもりに入るが、トレフィに撃退されたバルクスに目をつけて憑依していく。じいちゃんを人質に取って、ココロクローバーを拾ったトレフィに交渉を持ちかけるが、トレフィの怒りを買って敗北をしてしまった。しかし、隙を見て逃走し、テンクルタンに一連の事情を報告した。
- スカルバーン
バルクスにホネコンが憑依変身した姿。
バルクスの姿をベースに、炎のように燃え上がる髪と骸骨の顔をした姿となっている。
ホネコンがバルクスの心を乗っ取っている上に、体を無理やり操っている。
- シャッキー
サメのぬいぐるみの様な姿をしている精霊/男型。水属性。
普段は真面目であるが、調子に乗りやすいのが欠点。なお、怒りを顕にした時には言葉遣いが荒くなる。
テンクルタンの自称ファン一号であり、「シャークに触るぜ!(=「癪に障る」と「シャーク」)」とサメに因んだダジャレを言うなど、コミカルな一面がある。
テンクルタンと共に現れ、心を抜き取られたメリードに憑依してトレフィ達に襲いかかったが、ノーミィと憑依変身したトレフィに敗れる。しかし、目的を果たした為、テンクルタンと共に撤退した。
- バッドシャーク
メリードにシャッキーが憑依変身した姿。
メリードの姿をベースに、サメの頭部と女性的な体と筋肉質の太い腕が目に映る。
上記の通り、メリードの心は抜き取られたため、シャッキーが操っている。
- クワーガー
クワガタの様な姿をしている精霊/男型。
普段は明るいムードメーカー。
スティンガーと共に現れ、彼に命じられる形でシャットに憑依をした。
今までの精霊と異なり、シャットを操っている様子はなかったが、恐らくはシャットに力を与えて暴走させ、彼を悪人にしてから心を抜き取るのが目的と思われる。
結局、トレフィの妨害にあって失敗に終わり、「痛み分け」という形でスティンガーと共に退いた。
- スタッガード
シャットとクワーガーが憑依変身した姿。スティンガーに名付けられた。
クワガタの頭部、右腕にランス、左腕にシールドを備えており、さながらクワガタの騎士というべき姿となっている。
精神は暴走したシャットを元にしている為か、当初はシャットに対してコンプレックスを爆発させていた。しかし、スティンガーにトレフィを始末するよう命令をされた時にうめき声をあげていたことから、こちらも自我を奪われた。
その他
- バルクリア・バルカン。
暗めの金髪のロングヘアーに左目に眼帯をつけた美男子。28歳。
バルクスの兄であるが、幾度も自らの邪魔をする彼を「愚弟」と目の敵にしており、任務よりもバルクスの打倒を優先する(帝国に輸送している「ココロクローバー」をバルクスに奪われたと知ると、奪還せずにバルクス諸共撃墜の指示を下した。しかし、砲撃で損傷したガンバルカンに道連れ同然に飛行船に特攻されてしまった)。
役職は「帝国の偉い人」であり、飛行船で指揮をしている場面が見られる一方で、メリードら海賊と繋がりを持っている。しかし上述の通り私情を優先する傾向であり、部下からの信頼は薄く、メリードからも「てめぇの尻拭いまでしてやる義理はねぇぞ…!」と皮肉交じりに反発される始末。
- じいちゃん
トレフィの育ての親である老人。78歳。
コカゼのもりのある家でひっそりと暮らしており、生計を立てるための木材や薬草を売る時にしか村に寄らないため、村の連中から変わり者扱いされている。
旅に出たがるトレフィを止めているが、これは村の連中が精霊使いのトレフィを恐れるかのように拒んでいた事から彼女に対して過保護になっている為。しかし当人も、何れはトレフィが旅立つ日が来る時に荷物袋を備えていた。トレフィがココロクローバーを狙う者が出てくる事や、自分にとって大切な事が見つかると意思を示した時は、彼女の旅立ちを後押しした。
昔は冒険家をやっていただけでなく、ココロクローバーの事を知っていた。
- メリード
海賊船の女船長。27歳。
暗めの青緑色の海賊服と波打った金髪、口元にマスクをした姿をしている。
元は貴族令嬢であったが、自由を求めて海に出て海賊となった。
その事もあってか暴力的な正確に目覚めてしまい、船を襲撃して食料を含めた積荷を奪い取り、反抗する者がいたら船諸共海に沈める、失態や口答えをした部下に制裁を与える、といった非道な手段を辞さない。
しかし、「海の藻屑(モクズ)」を「海のモズク」と言い間違えてしまう(しかも部下に突っ込まれた挙句笑われた)、密かにキャプペンを敬愛している等、意外な一面が見られる。
帝国の関係者であるバルクリアと繋がりはあるが、尻拭い同然にココロクローバーとバルクスの捜索をさせられる事に対しては辟易している。
船に侵入したトレフィやバルクスを見つけて始末しようとするも、ディスピットの幹部であるテンクルタンに心を抜き取られ、抜け殻となった肉体もシャッキーに憑依されてしまった。その後は商船からの通報を聞きつけたクリスタル王国の兵士達に逮捕されてしまう。現在は心が抜き取られた為、今も眠り続けている模様。
- ゲッコウ
海賊船の副船長。
暗めの緑髪とふくよかな姿をしており、カエルのような顔をしている。「~のねん」が口癖。
元は船乗りの息子であったが、成り上がる為に悪の道に手を染めて海賊となった。
精霊を高値で帝国に闇取引する道具にしか思っておらず、檻に捕まったノーミィを黙らせるために「黙らないなら海に捨ててやるのねん!」と恫喝する外道となり果てた。
しかし一方で精霊の警備を部下に命じているにも関わらず、海賊のお宝を奪うために変装したバルクスを怪しみながらも忙しさのあまり放置する失態を犯してしまう。後にバルクリアに捜索願いを出された時に顔を見た途端に彼が乗り込んだ事に気づくも、既に潜入したトレフィ達によってノーミィを開放させられてしまった。ダメ押しに、乱入したテンクルタンによってメリードが心を抜き取られて大損害を被ってしまった。しかし配下と共に脱出に成功し、自分がメリードに変わって船長になる事を宣言した。
用語
- 帝国
国の一つ。
古代の兵器やロボット、飛行船を製作できる技術を持っており、更には新兵器を開発している。
一方でココロクローバーの研究、海賊との間で精霊の闇取引を行っている他、偉い立場にいるバルクリアが海賊とパイプを持っている等、きな臭い部分が見られる。
- コカゼのもり
トレフィとじいちゃん、精霊たちが暮らしている森。
森のマナが濃すぎるため細かい追跡ができない上に、「迷いの森」のように木々が複雑に入り組んでいる他、魔物が多く住み着いているので人間は近寄ることができない(尤も、それが村の連中のようにトレフィを恐る者がいないという事でもあるが)。
- クリスタル王国
トレフィの目的地の一つ。
城下町の広さはコカゼのもりとほぼ同じであり、裏道にはモンスターが出現していた。
遠くには城がそびえ立っており、噴水広場には大きな石像が建てられている。
人口もかなりの数がいる等、活気のある街である。王国内でもディスピットによって人の心を抜き取られる事件が起きている。
- 精霊
火、風、地、水の四つの属性があり、「火→風→地→水→火」といった組み合わせとなっている。相性のいい属性だと大きなダメージを与える事が出来る為、ボス戦では重要となる。
人間に持ってないマナを秘めており、マナを放つだけでなく、人間や動物に「憑依変身」する事で凄まじいパワーを得られる。
しかし精霊に憑依された人間は心を乗っ取られてしまうだけでなく、無理矢理動かしてしまうと肉体に凄まじい負担がかかるデメリットがある。スタッガードのように憑依された側をベースにしている事もあるが、ディスピットの命令により操り人形にされてしまう。トレフィは自らの心を保ったまま憑依した精霊の力を行使する事ができる。
かつては人間と精霊は交流をしていたが、何百年も前に人間が精霊を戦争の道具にする愚行を犯した事で双方は互いに恨む程に悪化してしまった。特に精霊の方は「絆を踏みにじった行為をした」人間を憎んでおり、ココロクローバーを使って人間から「しんか」の力を奪い取ろうとしている。
- モンスター
道中に現れる敵。
サラマンダーの言葉を借りれば、普通に強い動植物であり、縄張りを持っている。
故に、縄張りを荒らしたと見做したり、興奮した状態だと襲いかかる習性を持っている。
ただ、人間に飼われているモンスターの存在が結構ある事から、全てが人間に害をなす訳ではないようだ。
道中で配置されるモンスターのシールを入手した分だけ、ライブラリモードでモンスターの情報が閲覧出来る。
- ココロクローバー
クローバーの形をしたアイテム。
外見は四つ葉のクローバーの宝石であり、その色は火、風、地、水の四つの属性に準えた様なものとなっている。
当初は帝国が所有しており、10年近くの間研究をした後、飛行船で帝国の領地に移送する予定だった。しかしバルクス達の奪取のいざこざでコカゼのもりに落ちてしまい、トレフィが拾った。
心の力を増大させる効果がある他、10年近くの間研究しても傷ひとつ付けられない程にかなり頑丈にできている。
大昔に傷ついた大地を癒す為に4人の大精霊が力を込めて作り出し、人間と精霊が手を取り合って大地の傷を癒した事から、人間と精霊の絆の証と言われている。
しかし、何百年前に起きたある一件で最悪の関係になってしまった人間と精霊はこのクローバーの力を求めて争っている。一方でディスピットはこのココロクローバーを目障りのように思っている。
- コンパス
トレフィが持っているアイテム。ココロクローバーと同じ紋章が書かれている。
トレフィが赤ん坊の頃に拾われた時に一緒に持っていたが、針が固定されていない事から、トレフィから壊れていると思われていた。
しかし、トレフィがココロクローバーを拾った事で、道を示すかのように針が固定されるようになった。
- ジャークローバー
ハートともクローバーの葉とも言える紫色の宝石をしたアイテム。
言うなれば人が持つドス黒く染まった心(悪の心)をディスピットによって宝石として抜き取られたものであり、心を抜き取られた者は抜け殻のように眠り続けてしまう。
ディスピットはそれらを集めて魔女ヘルを復活させようとしている。
- ディスピット
人間たちの悪の心を集める精霊達。
幹部はテンクルタン、スティンガー。
配下である精霊は人間に憑依して操るか、負の感情を抱えた人間を暴走させる形で悪事を行ったりする。
各話リスト
話数 | サブタイトル | ボス | 配信 |
---|---|---|---|
第1話 | 精霊使いのトレフィ | スカルバーン | パート1 |
第2話 | 私はノーミィです | バッドシャーク | パート2 |
第3話 | 悪の精霊ディスピット | スタッガード | パート2 |
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