概要
第18話「竜の伝説」にて登場した龍の形をした大型バズーカ型アシストウェポン。
メカバギラに苦戦するグリッドマンを助けるべく、馬場一平がメカバギラが蘇らせたミイラの副葬品の一つである龍の置物にインスパイアされて開発した。
グリッドマンが肩に担いで使用し、トリガーを引くことで龍の口の部分から1億度もの超高熱プラズマ火炎ドラゴンファイヤーを発射する。最大射程距離は1000km。
メカバギラを撃破したものの、その次の回で一平の手によってダイナファイターへの変形機能がプラスされ以後はダイナファイターやダイナドラゴンへの合体パーツとして運用されるようになり、キャノンとしての使用は一回限りとなった。
なりきり玩具も発売されていたものの、なぜ1回しか使わなかったのかは不明。玩具自体は前年にタカラから発売された伝説の勇者ダ・ガーンの武器「GXバスター」の発展型ともいえるものだった。
さらにグリッドマンの海外リメイク『スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド』でも使用は一回だけだった。(メカバギラ自体は2回登場しているが、2回目はグリッドビームで倒している)
インターネット上ではグリッドマンと同時期にバンダイから発売された『五星戦隊ダイレンジャー』のスーパー気力バズーカとデザインとコンセプトが被ってしまって、タカラ・バンダイ間でいざこざが起きたため本編での使用は一回きりとなった…という話が散見されているが、実は現在まで明確なソースはなかったりする。
『ウルトラ特撮 PERFECT MOOK vol.16』に掲載された、当時『ダイレンジャー』でデザインを担当していた野中剛氏のコラムによると「玩具のモチーフ被りは業界ではよくあること」と否定しており、スーパー気力バズーカが実弾を発射するギミックだったのに対し、「DX 超竜合体ダイナドラゴン」はドラゴニックキャノン/ダイナファイターに単4乾電池を入れることで「超電動ギミック」(いわゆるアクションサウンドギミック)が作動するといういわばレスキューポリスに近いものだったため、「住み分けはできていた」と述べている。野中氏は同時に知人から「大連王とサンダーグリッドマンの合体方式が似ている」と指摘された際には「そういえばそうだな」と思ったとか。
その後は『電光超人グリッドマン魔王の逆襲』にてサンダーグリッドマンが使用し、キングジェットの上に乗ったフルパワーグリッドマンとなった。
また短編アニメ『電光超人グリッドマンboys invent great hero』ではキンググリッドマンも使用しているが、こちらはレーザー光線のようになっていた。
実はもともとはキンググリッドマンの武器として想定されていたものの、着ぐるみの構造上持つことができず、さらにかなり重量があるため通常のグリッドマンの武器に変更されたという経緯がある。
関連項目
サンダーアックス…こっちも一回しか使っていない。
ダイナミックキャノン…リメイク版に登場した兵器。