サンダーアックス
さんだーあっくす
グリッドマンが使用するアシストウェポン『バリアーシールド』の変形形態の1つ。
第9話「悪魔の洗脳作戦」にて行われた忍者怪獣シノビラーとの戦いで使用された。
グリッドマンソードの柄部分であるバリアーシールドを刃とした斧(ハンドアックス)状の形態。
グリッドマンが「サンダーアックス!」と叫ぶことでグリッドマンソードの刀身がグリップ内部へと縮み本形態へと変形、分身の術を使うシノビラーに投げ付けることで本物に命中させ、一撃で撃破した。
しかし使用はこの時1回のみで、それ以後は登場しなかった。
設定上は超高電圧によって雷を呼び、1000万ボルトの電撃を放てるほか、振り回すことで電磁嵐を起こすこともできるとされているが、本編ではそれらしい描写はなかった。
なお同回でグリッドマンが何の前触れもなく唐突に変形させた形態であり、グリッドマンソード同様電子アニマルアノシラスによって与えられた変形能力なのか、それとも馬場一平がプログラムしたものなのかは一切不明である。
第14話「あやつられた時間」の脚本準備稿段階では、井上ゆかの「サンダーアックスを試してみて!」という声を受けて結晶怪獣メカギラルスに使用するも通用しないというシーンが存在したが、実際の本編ではバリアーシールド自体が登場しなかった。
しかし放送終了後に小学館から発売された書籍『電光超人グリッドマン超全集』では、「メカギラルスにサンダーアックスを跳ね返された」と記述されているため、本編でも撮影されたもののカットされたという可能性がある。
バリアーシールドはグリップの内部が空洞になっており、そこにプラズマブレードが収納されている。
放送当時発売されたグリッドマンソードのなりきり玩具では、ブレードを収納したままシールド部を変形させた状態がサンダーアックスであり、そこから更にブレードを引き抜いてアックスの上部に再合体させた状態がグリッドマンソードとなっていた。
そのためサンダーアックス形態のグリップは、「シールドのグリップの下にブレードのグリップが生えている」という形状になっている。
しかし番組本編に登場したサンダーアックスは、「まずシールドをグリッドマンソードに変形させ、それから刀身が縮んでアックスになる」という流れになっていた。
従ってシールドのグリップの下にはブレードのグリップが生えていない…と思いきや、グリッドマンが手に持っているシーンでは玩具同様の形状で、投げたアックスが飛んでいくシーンのみブレードのグリップが消えているという妙な事態が起こっていた。
なお前述の書籍『超全集』には、飛んでいくシーンの方のアックスの写真のみが掲載されていた。
これらのことから、撮影用の小道具は少なくとも2つの形状のものが存在したことが窺える。