ザウート

ざうーと

「ザウート」とは、「機動戦士ガンダムSEED」に登場するザフトの機動兵器（モビルスーツ）である。

諸元

タンク形態への簡易的な変形機構を持つが、バクゥなどと比べて機動力は低く、専ら砲台役として陸上戦艦の甲板に乗って使われていた。装甲もあまり高くはない模様で、地球連合軍のリニアガンタンクに撃破されてしまう描写まである。

ヘリオポリス崩壊時点で既にかなり旧式であり、増援に送られたのを見たバルトフェルドは「なんでザウートなんか寄こすんだ」と呆れていた。

このような機体だが、バクゥが発表された際には地球連合軍はあちらよりもザウートの方が脅威であると勝手に認識されていたらしく、バクゥが地上戦の覇者となる引き立て役にはなっている。

続編の「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」では、強化改修機のガズウートが登場している。

携帯火器。右腕部で保持。ジンの物とは異なる。

左腕部に搭載された副砲。

両肩部に搭載された主砲。支援砲撃に用いられ、砲弾をバラまく形で援護を行う。

胸部に4門設置される牽制用の砲。正式呼称は不明。

頭部側面に設置。

マイナー扱いなのか「スーパーロボット大戦」シリーズにガンダムSEEDが参戦してもザウートは登場せず、ガンダムシリーズの機体が多数網羅されている「Gジェネレーション」シリーズにも最近は登場していない。

アーケードゲーム「機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.」シリーズでは低コスト機体として参戦。

続編のIIに登場するガズウートと共に機動性が非常に悪く、対人戦はもとよりCPU戦でさえも苦戦を強いられる玄人向けの機体。

変形機構は『機動戦士ガンダムF91』に登場した可変MSガンタンクR-44を基にしていると双方をデザインした大河原氏によって公言されている。