プロフィール
概要
正体不明の慈愛に満ちた僧侶。小早川秀秋のお守り役。
言動がどう聞いても変態なため、ファンの間では南光坊天海に引っ掛けて「南光坊変態」と呼ばれる事も。
それにしてもその正体は一体誰なのか、全く検討もつかないと言わざるを得ないのがファンの現状だった。
現在は3宴辺りから正体を隠す気がなくなっており、下記の通り同一人物である事が(主にプレイヤーに)完全にバレてしまっている。
シリーズごとの活躍
戦国BASARA3
初登場。地方領主の一人である小早川秀秋と共に「烏城の戦い」の敵武将として登場。
本ステージでは、小早川秀秋か天海のどちらか一方を追いかけるかたちになり、左側の脇道にそれると最終的に天海と戦うことが出来る。
なお、とあるシークレットキャラクターを解放するには、お市紫ルート(二週目以降解放)の7戦目で「烏城の戦い」を選び、必ず彼と戦う必要があるというキーマンでもある。
戦国BASARA3宴
そんな彼も続編『戦国BASARA3宴』で小早川秀秋と共にプレイヤーキャラに昇格し、天海自身のメインストーリーでは天海誕生の秘話が語られ、正体も判明する。(詳細は下部の『「人間」になることを懇願した男』を参照。)
一方、小早川秀秋のストーリーでは一転してコミカルな彼を見ることが出来る。
只ギャップが酷すぎるため、シリアスから和みたい場合は天海→小早川秀秋の順番でプレイすることをおすすめする。
戦国BASARA4
BASARA4でも再び続投。
ゲーム中に出てくる他のキャラたちには隠す気はあってもプレイヤーにはもう隠す気が無いのか、本能寺の変態と南光坊変態の2重生活を送っている。
今作でもまた(創世ルートとドラマルートで)ギャップが酷過ぎるため、シリアスから和みたい人はドラマ→創世でクリアすることをお勧めする。
バトルスタイル
やはり見た目がそっくりで実は同一人物である某本能寺の変態と同じスタイルで戦う。
固有奥義「守護的鎧骨」が非常に優秀でどんな攻撃でもノーリスクで3回まで無効化できる上、発動の隙もなく、発動時と解除時には敵を怯ませる事が出来る。全体的にゆったりとした動きで攻撃前の隙の大きい天海にとって命綱と言える。
3宴にて新たに「恍惚度」なるシステムが追加。「恍惚的吸収」を使用することで一段階ずつ強化され、最大まで強化すれば他の追随を許さない攻撃範囲を誇り一方的な攻めを展開できる。ちなみに基本的に拘束技や掴み技の効かない忠勝や大谷からも吸える。
3宴では専用装具が恐ろしく高性能で、どのくらい強力かと言うと、これを付けて適当に暴れているだけで意図せずともノーダメージクリアが可能なほど。
吸収による体力回復と鎧骨のバリアが優秀すぎる故の調整なのか、体力は低め、防御力は全キャラ中最低。
人間らしい生活に対する憧れ
※以下、『戦国BASARA』シリーズの天海に関するネタバレを記載しているため、閲覧注意。
「人間」になることを懇願した男(3宴)
彼の正体は、言うまでもなく見た目がそっくりな明智光秀本人である。
(第一章『首級と男』の時点から操作キャラクターやステージクリア後の名前表示が「明智光秀」になっている上に、「衣装その弐」も光秀のものである。)
『戦国BASARA3宴』の天海メインストーリーにおいて明智光秀から天海になるまでの詳細が描かれている。
魔王:織田信長の家臣であり、そして己の快楽を満たすために付き従って殺戮の日々を繰り返していた明智光秀。
かの者はとうとう、己の歪んだ快楽に従って「本能寺の変」を起こし、念願の主君である信長を討った。
本能寺を去る時、彼は右手に双鎌を左手には彼の者…信長の首級(ゲーム内の描写では「信長の兜」)を携えていた。
その胸には「信長を討ったことに対する悦楽」と、誰にも知られなかった「正しき人の道への探求」という想いが渦巻いていた。
もう少し愉悦に浸りたい光秀は、かつての信長の臣下時代の戦を回顧しながら首級を手に金ヶ崎を徘徊する。
そして途中で出会った信長の妹であるお市に首級を見せるがお市は絶望し、現実を受け入れられず長政を討たれた時点で壊れた心にとどめを刺してしまった。
その光景をみた光秀は軽蔑し、再びまどろんで彷徨い始めた。
信長の首級と共に「己が手にするであろう新たな人生」に胸を高鳴らせて彷徨うこと11日後、謀反の償いの時が来た。
本能寺の変のことを聞きつけた覇王:豊臣秀吉…その家臣である石田三成と、光秀の旧知でありまだ秀吉の部下だった徳川家康が追ってきたのだった。
もはや豊臣・徳川の連合軍が追ってきていることすら眼中になかった光秀は、「普通の生活を送るまっとうな人間になること」に対する憧れを抱きながら、山崎の地を彷徨う。
しかし光秀は気づいていない…この時点で、依存対象でもあった信長を討った事により次第に精神的な綻びが生じ、自身が発狂しつつあることを。
信長を討ったことを知った家康は怒って決着しようとするが、光秀は憎しみで討ったわけではないことを白状した上に首級を庇ったため、家康は戸惑うのだった。
しかし、そのことを知らない三成によって崖下に追い詰められ、更に首級まで行方不明になるのだった。
転落した沼の中で走馬灯を見た光秀だったが、その沼のおかげで己が身は助かったが、同時に深い泥によって失った首級が見つけられないことも意味していた。
首級を失ったことで光秀は完全に壊れ、必死になって探すのだった。
その最中に三好三人衆と出会うが、「普通の人は首級を求めない」ことと「お前は我らも及ばぬ死神」ととはっきりと言われたことで自身が憧れる「まっとうな人間」になれないと絶望し、号泣する。
絶望の中、松永久秀と出会い、「私は人になりたかったが、それが叶わないなら殺してくれ」と彼に懇願するが、断られた上に「人間を目指して砕けた人間である」と言われる。
そして「壊れたものに名称など不用だ」という理由で「明智光秀」の名前を奪われる。
何者でもなくなった彼は、大雨の中で迷子になった小早川秀秋に出会う。
彼に名前を聞かれた時に、一瞬考えこんで天を仰ぎ、そしてかつて信長が語っていた「天の海」にちなんで「天海」と名乗った。
こうして彼は、殺戮者「明智光秀」ではなく、人間「天海」として新たな人生を歩むのだった。
二重生活への決着(4及び4皇)
パラレルワールドにあたる『戦国BASARA4』及び『戦国BASARA4皇』では、対松永戦での台詞から、まだ彼に「明智光秀」の名前を奪われておらず、いつか奪おうと狙われていることが分かる。
また、衣装変更すれば天海名義で明智光秀に近い姿にもなれる。
光秀として織田軍に所属する一方で天海として小早川軍に身を置き暗躍し、巧みに両軍を行き来する。
正体を隠す気は無いようだが、バレそうになるととぼけたり、口封じしようとしたりする。「殺戮を好む狂人“光秀”」「誰からも慕われる僧侶“天海”」という相反する表裏の自分の間で揺れ動く姿が描かれている。
こちらの世界ではまだ信長が生存しており、どうしても信長のことが忘れられずにいる。
そんな彼をみて心配したもう一人の主君である小早川秀秋は、思い悩んでいる天海をみて「大事なのは天海がとうしたいと思っているか」という励ます。
ドラマルートでは、気持ちを整理し、安土城にいる信長に会いに行くことを選ぶ。
そして、天海と明智の2重生活に決着をつけるが、信長からは既に織田軍の兵士として認識されていなかった。
絶望を胸に抱き、彼は信長に問い詰めるが、ろくに相手にされない上に天の海に召される。
ちなみに、光秀ではなく天海として生きる道を選択した場合(創世ルート)、普通の人間としての生活も悪くないと思い、小早川軍の天下統一後も烏城にて秀秋と楽しく過ごしている模様。
学園BASARA
2代目保険医。
信長理事長と共に他校に赴任した明智と入れ替わりにやってきた正体不明の保険医。
容姿が口元に黒いマスクを付けていること以外、前任である明智によく似ているが、気のせいであろう。
アニメ版では前任の方が登場するので未登場。
関連イラスト
関連タグ
個別タグ
【戦国BASARA】天海(表記揺れ) 南光坊変態
グループタグ
小早川主従(烏城) 西軍 州・д・)人川|∀^川 銀色の堕天使 中四国 悪臣と怪僧