概要
地獄の20の軍団を率いる偉大なる君主。『ゴエティア』では55番目、『悪魔の偽王国』では58番目に記載される。
まず馬の姿をとって出現し、召喚者の命令で人間の姿をとる。彼の職能は過去・現在・未来の全てのものを見い出す事にある。
このほか召喚者に威厳と立場を与え、敵と味方からの好意を得させる。このほか神的なる事柄と天地創造についての問いに答えるという。
オロバスは召喚者に忠実な悪魔であるといい、彼を苦しめたり、他の精霊から誘惑されることもないという。
コラン・ド・プランシー著『地獄の辞典』第六版では直立した馬のような(ただし前脚にあたる両腕には五本指がついていて胸板はヒトのようである)姿の挿絵が追加され、公正の作品でも参照されるようになった。
「ラッド博士のゴエティア」によると、彼に対抗する天使の名はメハイヤ(Mehaiah)。