ヤタガラモン(2006アニメ版)

せいばーずのやたがらもん

ここでは、デジモンシリーズ5作目のテレビアニメである『デジモンセイバーズ』に登場するヤタガラモンについて紹介する(メイン画像右側のデジモン)。

データ

三本の脚を持つ、異形の完全体の妖鳥型デジモンであるヤタガラモンの亜種個体。

漆黒の体は見るものに邪悪なイメージを与えるが、未だ謎の多いデジタルワールドの東方に存在する「黄金郷」へ選ばれし者を導くデジモンだと伝えられ、その場所は幾重の聖なる結界に守られているといわれている。

ヤタガラモンの導きによって結界は解除されるというが、口伝ではヤタガラモンから出される「三重の試練」を乗り越えたものだけが「黄金郷」に辿り着け、試練に耐えられなかったものはダークエリアへ送られてしまうと伝えられている。

デジモンアニメシリーズでは、今作が初登場となる。

イクトのファルコモンの完全体として登場。ギズモンXT戦で初進化。

スパロウモンの回想で登場。シノビゾーンの長。

第7話に登場。アニメ版では前述の「セイバーズ」以来15年振りのカムバック登場となる。

モチーフはアルフレッド・ヒッチコックによる名作ホラー「鳥」へのオマージュがされている。

仲間のカラス達に自身の力の一部として『甕布都神』を与え、自身を崇拝した人間の協力者・ダイゴ(CV:飛田展男)と共に鳥を飼っている人間を襲撃し、飼われている鳥たちを解放していた。

アンゴラモン曰く「鳥達を黄金郷へと導く」とされているが、一切言葉を発さなかった為その真意は不明。

そうして次々と鳥達を解放していき、次の目的として「富士ノ花鳥類園」に狙いを定めるも、場所を特定した宙達に待ち伏せされてそのまま交戦を開始。

空中戦では無類の強さを誇り、ガンマモン達の攻撃を物ともせず、『羽黒』で漆黒の闇に包まれ自由に動けない一行を一方的に追い詰める。

しかし、「飛びたい」という気持ちによりガンマモンがカウスガンマモンに進化を遂げた事で互角に持ち込まれ、最後は『ウルダインパルス』を受けたことにより戦意を喪失。カラスたちと共に何処かへ飛び去って行った。

そして解放した内、飼い主を慕っていた鳥達は自ら元の場所へと帰った。

因み、次回予告では「ホログラム・ゴースト」共通のノイズ混じりのホログラムの様な姿だったが、本編ではシルエットに変更されている。