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ヤタガラモン(2006アニメ版)

せいばーずのやたがらもん

ここでは、デジモンシリーズ5作目のテレビアニメである『デジモンセイバーズ』に登場するヤタガラモンについて紹介する。
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もしかして→ヤタガラモン


データ編集

レベル完全体
タイプ妖鳥
属性ワクチン
必殺技甕布都神(ミカフツノカミ)・羽黒(ハグロ)

概要編集

三本の脚を持つ、異形の完全体の妖鳥型デジモンであるヤタガラモンの亜種個体。漆黒の体は見るものに邪悪なイメージを与えるが、デジタルワールドの東方に存在する「黄金郷」へ選ばれし者を導くデジモンだと伝えられている。デジタルワールドの東方は未だ謎の多い地域であり、「黄金郷」は幾重の聖なる結界に守られているといわれている。ヤタガラモンの導きによって結界が解除されるというが、口伝ではヤタガラモンから出される「三重の試練」を乗り越えたものだけが「黄金郷」に辿り着け、試練に耐えられなかったものはダークエリアへ送られてしまうと伝えられている。

必殺技は暗黒の空間を発生させる「羽黒」と、独鈷杵から発生させたエネルギーを前足から放つ「甕布都神」。


以上の設定は古事記などに伝わる「神武東征」のエピソードに由来し、このエピソードには元ネタの八咫烏も登場する。ちなみに、スサノオモンシャカモンにはデジタルワールドの東方に関する設定があるが、関係は不明である。


進化元はペックモンとされる事が多いが、『カードゲームα』ではアクィラモンバードラモンといった鳥型や、レッパモンのような和風神聖型からも進化する(Dα-402、Dα-544)。


原種との違い編集

設定はほぼ原種と同じだが、以下の要素が異なる。

デザインなど編集

種類原種2006
頭襟を被っている/青い目が四つある目は二つ/赤い冠羽が伸びている
四枚二枚
羽毛黒が中心/尾羽が金色首回りと両翼の下側が紫/白い羽毛が注連縄のように結ばれている
神楽鈴を付けていない/独鈷杵の色が多い神楽鈴を付けている/独鈷杵の色が金色単色/首元に赤いトゲがある
足が黒く、爪が黒みがかった紫/足に輪が巻かれている足の色は紫で爪が赤い
公式の立ち絵地面に立ってキックしている飛んでいる
初登場デジモンアクセルデジヴァイスic

進化について編集

種類原種2006共通点
主な進化元ディアトリモンペックモン飛べない鳥がモデル
主な進化後ヴァロドゥルモンレイヴモンデジタルワールド創世期に存在した鳥形デジモン

余談だが、ヤタガラモンとしては基本的にこちらが採用されるケースが多いのだが、初代デジモンストーリー発売時点ではこの姿は未登場だった為、代わりに原種が登場しペックモンの進化後として扱われている(なので究極体もヴァロドゥルモンとなっている。)。また、同作品ではデジモン特有の誤植でヤタ「カ」ラモン名義になっている。

・・・・・もう、原種それに改名しちゃえば分かりやすいんじゃないかな。


作品での活躍編集

デジモンセイバーズ編集

デジモンアニメシリーズでは、今作が初登場となる。

イクトファルコモンの完全体として登場。倉田に親代わりのメルクリモンを殺された上にその理想をバカにされた怒りをデジソウルに変えて初進化。ギズモンXT戦を制した。


デジモンネクスト編集

ショウのペックモンが進化。アトラーカブテリモン戦で初進化し、『甕布都神』はアトラーカブテリモンごと北の森の一画を消しとばす威力を持つ。

ツルギ達との戦いではダークデジソウルにより進化。羽黒でツルギらを暗黒空間に引き込むが、ジオグレイモンライズグレイモンに初進化し、ダークエリアより舞い戻られる。

それでもなお、羽黒により周囲の空間がダークエリアと化していた為、ヤタガラモンの方が優勢であり、スピードでライズグレイモンを圧倒。甕布都神で畳み掛けようとするが、ライズグレイモンがソリッドストライクで甕布都神を破壊した事でショウの心の闇が暴かれてショウ=ナイトが巨大化。それでもなお、主人を守ろうとライズグレイモンの前に立ち塞がるも、ライズグレイモンの説得を受けて敢えて主人を撃つよう促した。

ライズグレイモンがショウに埋め込まれたデジコアを破壊し、羽黒も解除された。


デジモンクロスウォーズ(漫画)編集

スパロウモンの回想で登場。シノビゾーンの長。


デジモンゴーストゲーム編集


「カアアァァー!!」


CV:増谷康紀

第7話に登場。アニメ版では前述の「セイバーズ」以来15年振りのカムバック登場となる。

モチーフはアルフレッド・ヒッチコックによる名作ホラー「」へのオマージュがされている。


仲間のカラス達に自身の力を分け与え、デジタル細胞を分解する『甕布都神』を使えるようにして電子ロックを解除するのを始め、初めて姿を見た時から自身を神の様に狂信する人間の協力者・ダイゴ(CV:飛田展男)と共に鳥を飼っている人間を襲撃し、鳥たちを解放していた。

既に独自に実体化を果たした状態であり、「鳥型ドローン」だと周囲に度々見かけられている。

ただ、鳥たちの解放はダイゴの認識であり、アンゴラモンも「黄金郷に鳥達を導く」としているが、鳴き声以外一切言葉を発さないタイプのデジモンだった為その真意は不明(まぁ、アイだって喋んなかったし)。


ダイゴの助力を得て次々と鳥達を解放していき、次の目的地として「富士ノ花鳥類園」に狙いを定めるも、場所を特定した達に待ち伏せされてそのまま交戦を開始。

空中戦では無類の強さを誇り、ガンマモン達の攻撃を物ともせず、『羽黒』で漆黒の闇に包まれ自由に動けない相手を一方的に圧倒し、カラスにチョコを取られた仕返しとばかり(本当は前半の帰り道、宙のリュックの中で買ってもらったチョコに早く食べたくて、はしゃいでいた所を3個落としたガンマモンの自業自得で、それを拾って食べたカラスに罪と言うか悪気はなかったが…)に自身にしがみ付いたガンマモンを脚で大きく投げ飛ばそうとするが、「飛びたい」と願ったガンマモンがカウスガンマモンに進化を遂げ、互角に立ち会えるようになり戦況が一変。

最後は『ウルダインパルス』を連続で受けたことにより戦意を喪失し、カラスたちと共にダイゴを放置して何処かへ飛び去っていった。


また解放した鳥達は、飼い主の元といった自分のいるべき場所へと戻っていった(宙曰く、『どこで誰と一緒にいるかは、選ぶのは鳥の自由』とのこと)。


因み、次回予告では「ホログラム・ゴースト」共通のノイズ混じりのホログラムの様な姿だった。


尚、彼の声を演じた増谷康紀氏は過去のデジモンアニメシリーズではエテモンメルキューレモン等を演じたことがある。


またセイバーズでは前述の通りイクトのパートナーデジモンであるファルコモンの完全体として登場したが、セイバーズでは敵キャラになったパートナーデジモンだったやつらが登場したことがある(1体を除けば)。


進化ルートの一例編集

プワモンピナモンファルコモンペックモンヤタガラモンレイヴモン


余談編集

公式のデジモン図鑑ではヤタガラモンのみ(2006アニメ版)の表記が半角になっている(ほかのセイバーズ版は数字が全角)。そのため図鑑検索機能で2006で調べようとしてもほかのセイバーズ版のデジモンたちと一緒に出ない。

誤植だと思われるのだがクロスウォーズ版の(2010アニメ版)は半角で統一されているので全角と半角どちらが正しいのか不明。


関連タグ編集

デジモン 完全体(デジモン) ファルコモン(2006アニメ版)

ヤタガラモン

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