概要
「3」から登場。凌暁雨(リン・シャオユウ)のペット兼ボディーガードとして共にデビューした雌のジャイアントパンダ。ジャイアントパンダとしては超大型の個体。シャオユウに振り回されたり、クマ2代目に惚れられてアプローチをされ続けるなど、損?な部分がある。
ヒグマであるクマを迷惑に思っていて何度もぶっ飛ばしているものの、クマが大会に姿を見せなかった際には気にしていたり、クマのアプローチを断る理由の1つ?に、自分がクマよりも歳上だから、というのがあるなど、本気で嫌っている訳でも無い模様。クマは、彼女を見るとスリーサイズ等で正確に判断でき、本能が顕在化する。
最初はクマのコンパチブルキャラクターとして登場したが、クマ同様に存在感があり、リストラされたことは一度も無い。鉄拳をプレイしない人でも、パンダやロジャー家等の動画を視て楽しんでいるらしい。
革命を起こしたキャラクター
(vs Qudans)
(vs Knee)
2018年のアムステルダムでの世界大会にて、韓国の超大型新人で20代前半のRangchuが、敗者復活戦からパンダを選び、そのままベテラン勢を蹴散らして優勝し、世界中の度肝を抜いた。韓国のプレイヤーが中国の動物を操り日本由来のゲームで優勝したのだった。Rangchu がアムステルダム行きを決めた試合も同じステージだった。
パンダやクマはこれまで、当たり判定の大きさなどから、いわゆる「人気ランキングの最下層」とされてきたこともあり、世界大会で不人気キャラクターを見ること自体があり得ないことだとされてきた。また、Rangchuの様な超接近戦プレイヤーも非常に珍しい。
しかし、Rangchuがそれまで10年間親しんできたパンダを選択すると、あらゆる下馬評を跳ね除けて敗者復活戦から凄まじい強さでベテラン勢、しかも因縁の世界TOP2の韓国プレイヤー達(Qudans, Knee)の操るデビル仁を倒して見事に優勝した。これには世界中のプレイヤーや実況者が驚愕、狼狽、称賛といった反応を示し、その場にいた「鉄拳の親」こと原田氏も、Rangchuにトロフィーを贈呈する際に「パンダ!? パンダ!? マジで!?」とコメントした。そしてこの結果は世界中のネットニュース等に掲載され、Rangchuとパンダに関するドキュメンタリーまで2つ作成された。また、かつてクマで伝説を作った韓国のレジェンドプレイヤーHankumaの再来とも言われた。実際、RangchuもHankumaから影響を受けたとコメントしている。なお、日本のトッププレイヤー達にもパンダやクマを愛用する人達がそれなりにいる事はあまり知られていないらしい。
- なお、当日の試合会場ではパンダ、シャオユウ、キング、仁というメンバーが会場で出迎えていたのも印象的(参照)。
これにより、所詮人気キャラクターは人気キャラクターでしかなく、全てのキャラクターが最強に至る可能性を持つ事が改めて認識された。これには原田氏自身がTwitterにて「Rangchuがパンダで優勝した事は、ゲームを作った僕ですら想像していなかったこのゲームの可能性を拡げてくれた」とコメントした。また、そもそもデビル仁も2017年大会で、今回の準優勝であるQudanが評価を変えたキャラクターでもある。
驚くべきことに、この一件でパンダ・クマが「最弱」候補にも関わらず一度弱体化(ナーフ)されてしまった。
また、このアニメの主人公の様な革命をリアルカンフーパンダ、またRangchuの操るパンダを、カンフーパンダシリーズの主人公のポーにちなんでリアルドラゴンウォーリアと呼ぶ人もいる(ポーは雄だが、パンダの闘士はそれまで「ありえない」とされてきたり、対戦相手が闇堕ちしていたり、ポーもRangchuも一度パンダとしての能力に限界を感じて引退も考えたが再起してきた点も似ている)。また、同シリーズに登場する雷武龍はジャッキー・チェンをモデルとしているが、カンフーパンダにおいてポーの修行はジャッキー・チェンの修行をモデルにしたり、ジャッキー・チェンが演技監督をしたり、マスター・モンキーのCVである等の繋がりもある。
Rangchuは日本語が堪能なだけでなく日本に留学しており、日本人プレイヤーのみぃみと結婚する等韓国と日本の競技人口の橋渡しとしても活躍している。パンダ以外にもジュリア・チャンなども使う。チクリンとは友達。また、世界大会でザフィーナを使って最終トーナメントに進んだ事でも記録的なプレイヤーである。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALではスピリット枠でクマ&パンダとして登場。
Pixivにて
本タグよりも、鉄拳とパンダを別途にして検索する方がイラストを見付けられる。
関連動画
外部リンク
関連タグ
韓国人プレイヤーがマイナーキャラクターを使って優勝した例。マスコット枠である事が共通している。
ギガース:最弱のキャラクターともいわれていたが、韓国人のDoToRingが2020年の大会で世界最強レベルのキング使いである韓国人のRox_Pumaを撃破して優勝した。
パンダ(呪術廻戦):Rangchuが革命を起こした日に、ジャンプでもパンダが暴れていた。手のリングやヒップアタックも共通している。
射水為朝:eスポーツ選手の戦隊ヒーロー。持ちキャラではないパンダを使ったことを舐めプと捉えられ、恨みを買ってしまうエピソードがある。