プロフィール
国籍 | データ抹消 |
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格闘スタイル | 破壊衝動 |
誕生日 | 8月17日 |
概要
『鉄拳7』から登場したキャラクター。
作中に登場する架空の企業・G社が投入した人型兵器。
見た目通りのパワーファイターである。技の動作などからクレイグ・マードックの後継キャラ的存在と思われていたが、DLCでマードックが復帰したため、明確にコンセプトが異なるキャラとして作られたことがわかった。
元々はG社内によって作り出された後天的な強化人間である。ジャックシリーズなどジェーンが携わる開発チームとは違い、それに対抗するバイオテクノロジーを主とする研究チームよるものである。社内における次期主力人型兵器になるべく、また三島平八への嫌がらせも兼ねて、"The King of Iron Fist Tournamment"に実戦投入された。
「G」といい、デザインといい、モデルはこれだろう。
余談
レイジドライブなどの使いにくさから最弱キャラともいわれていたが、韓国人のDoToRingが2020年の大会で世界最強レベルのキング(鉄拳)使いである韓国人のRox_Pumaを撃破して優勝した。
性能
リーチの長い上段と発生の早い下段で、的確に相手を削っていくアウトボクサー。
普通のキャラがワンツーパンチとなるLPRPはリーチが他キャラの1.5倍ほど長いうえに威力も高く、さらに相手をダウンさせられる破格の性能を持つ。これにより上段の-10F技に対して非常にプレッシャーを持たせることができる。
また、コンボ始動技の2RPはリーチが長く、発生もそこそこ早い。コンボの威力も平均よりは上であり、一度ハマると一気に相手の体力を削ることができる。
また、下段技も1LKや1RP、2LK等、発生が早く削りに使えるものが多い(尚、足で攻める系の下段はモーションがこぢんまりとしたものが多く、某高ランカーから「お前の格闘スタイルは破壊衝動じゃなかったのかよ」と突っ込まれている)。
投げ技も唯一のコマンド投げである64123WPは壁際で使用すると大ダメージが見込めるなど、攻め手には事欠かない。
そして最大の特徴は4RPや66RKなどから移行できる、ゴリアテの存在。
この技はスーパーアーマーを纏って相手に突進していくだけの技なのだが、ここからガード不能の上段とガード可の中段を打ち分けることができる。
初心者はこの技を見切ることが非常に難しく、獣段(数字段を抜けられる程度の腕前)くらいまでならジャブから4RP(最大溜め)に繋げて2択をかけるだけでもそれなりに戦えてしまえる。
以上のことから、デカい見た目とは裏腹に、LPRPのプレッシャーを盾に地味なローでチマチマと相手を削り、隙を見てゴリアテの2択を入れ、壁際に追い込んでコマンド投げを狙うキャラと言える。
デカブツのプレッシャーで相手を追い詰め、ダイナミックな技の数々で相手を圧殺するというのがこのキャラを使う上でのコンセプトとなるだろう。
これだけ聞くと非常に強いキャラに聞こえるが、上記の通り弱キャラとして認知されている。
なぜかというと
・下段で相手を崩せる(コンボに行ける)技が無い=突っ立っていればほとんどの技がガードできる
・ゴリアテからの2択は上級者にとっては2択にならない=出すと不利になる
・構え移行のキャンセル技はあるものの、キャンセルする意味はあまりなく使い勝手もいまいちなため、攻めが単調になりがち=上段のしんどい技だけに注視していればいい
・デカキャラであるため、特殊コンボでダメージがかさみやすく、横移動やバックステップで相手の技をかわしにくい=キャラごとの防御力の概念が無い鉄拳において、デカいことはそれだけ不利になる
ここら辺がネックとなるからである。
同じデカキャラのマードックやクマパンに比べると、個性的かつ対処が難しい構えが無く、ただひたすらに相手のミスを待つような戦い方しかできなくなりやすい。このためカウンターや固めを主体とするスティーブやニーナといった上位陣に弱い。おまけにデカい図体が災いして打点も高いため、吉光やシャオユウといった、「相手の技をかわす能力が高い敵」に対してはジャブすら碌に打てなくなるほどしんどい戦いを強いられる。
とはいえ、ワンコマンドで使いやすい技を取り揃えており、どんな場面でもやることは「ワンツーをぶち込んで攻めに転ずる」という明確なキャラなので、初心者でも扱いやすいのは扱いやすい。
鉄拳における全てのキャラのフレーム(技の発生秒数)を理解し、対処法を学んだうえで真価を発揮する、見た目に反し非常にデリケートなキャラクターである。
関連タグ
岡スーツ:デザインのモチーフ。