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編集者:シェスカ
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概要

ヒーリングっど♥プリキュア』第42話で、今まで集めたメガパーツを取り込んで進化したダルイゼン

グアイワルキンググアイワルに進化したように、自身も大量のメガパーツで進化を試みた。

漆黒の身体を持つ巨人の姿をしている。サイズ感としては作中に出てきた怪物たちの中でも大きめで、成長しきったメガビョーゲンと同程度である。ダルイゼンと同じ花の耳ピアスをしている。

しかし、キンググアイワルとなったグアイワルと異なり、メガパーツの力がダルイゼンの許容量を遥かに超えた為か、はたまた瀕死状態からの生存本能の暴走か、ダルイゼンとしての意識がまともに残っておらず、ひたすら汚染を撒き散らし暴れる怪物に成り下がった。

スーパーダルイゼンを止めるために出撃したプリキュアたち。キュアグレースは苦しみ暴れている彼の姿に動揺するが、ラビリンに「のどかのせいじゃないラビ!」と諌められる。

暴走するスーパーダルイゼンは、意識を制御出来ていなかったが、それでもグレースの事を察知し、彼女に縋り付くように迫った。

「助けてくれ…。」

「こんなのはオレじゃない!」

「ダルイゼン! グレースの優しさに付け入るのはやめるラビ!」

ラビリンの静止の声も聞かず、スーパーダルイゼンはキュアグレースに迫り、彼女の中にかくまってくれるよう乞う。

「キュアグレース…。お前だけが頼りなんだ…。お前の中に…。」

キュアグレースはスーパーダルイゼンと向き合い、彼に矢継ぎ早に問いかけた。

「そしたら私はどうなるの!?」

「いつまで!?」

「あなたが元気になったらどうするの!?」

「あなたは私達を、地球を、二度と苦しめないの!?」

ダルイゼンはその問いに怯み、苦虫を噛み潰したような表情をするだけで何も答えられなかった。

グレースは腹を括り、「私はやっぱり、あなたを助ける気にはなれない!」と彼に言い切った。

ダルイゼンは彼女の言葉に絶望し項垂れ、絶叫して辺りを攻撃した。

グレースの心のどこかにスイッチが入り、今までのイメージからは考えられないほどの苛烈さで怒りの感情をダルイゼンにぶつけ、これまでの所業を棚上げした身勝手さを糾弾しながら怒濤の攻撃をスーパーダルイゼンに加えた。

「ダルイゼン。あなたのせいで、私がどれだけ苦しかったか、あなたは全然わかってない!」

「わかってたら地球を、たくさんの命を、蝕んで、笑ったりしない!」

「都合のいい時だけ、私を利用しないで!」

「私はあなたの道具じゃない!」

「私の体も!心も!全部、私の物なんだからー!」

ヒーリングっどシャワーの光に飲まれながらダルイゼンは答える。

「オレだって…オレの体も…心だって…!うおぉーーーーーっ!!」

最後はプリキュア達に浄化され、消滅した……と思いきや、進化前の状態に戻って意識を失っただけで完全に浄化されずに済んだ。

しかし、そこにキングビョーゲンが現れ、進化後の肉体を取り込む目論見が外れた事を残念がりつつ、彼を取り込みネオキングビョーゲンに進化した。

プリキュアとスーパーダルイゼンとの戦いの結末は、キングビョーゲンの漁夫の利となった。

さらなる進化を遂げた病魔の王、ネオキングビョーゲンはダルイゼンを助けなかったキュアグレースを「ダルイゼンを見捨てながら、地球のみんなと全てを守ると言うか。ずいぶんな思い上がりだ」自分がダルイゼンを追い詰めておきながらあざ笑い、煽ったのだった。

後にその慢心は自らに返ってくるのだが…(後述)。

スーパーダルイゼンとの戦いが遺したもの

42話の戦いの結果だけを見れば、キュアグレースがダルイゼンを「助けない」選択を選んだのは、浄化しきれなかったダルイゼンを取り込んだキングビョーゲンの漁夫の利を招いた。

だが、「進化した状態では無く浄化され初期形態にまで戻ったダルイゼンをキングビョーゲンが吸収しネオキングビョーゲンに進化した事」そして「この場ですぐにシンドイーネも吸収しさらなる進化を求めなかったこと」は、ネオキングビョーゲンの敗因の一つでは?、とする考察もある。

(詳しくはネオキングビョーゲンの項目を参照。)

ラテの言葉の謎

なお、スーパーダルイゼンが出現した時、本来地球の異常以外には反応しないはずのラテの体調が悪くなった。

「ハートのほう、でも何が泣いてるか、分かんないラテ。はじめての感じラテ」

この言葉は、何を意味していたのか…?

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