概要
野球拳が大好きな変態の長男・吸血鬼野球拳大好き(ケン)、常にマイクロビキニ姿の変態な次男・吸血鬼マイクロビキニ(ミカエラ)、下半身のみ透明化させられる常識人の三男・吸血鬼下半身透明(トオル)からなる三兄弟の総称。ロナルドらからは(兄達ほどの変態ではない末弟の下半身透明を含めて)「変態三兄弟」と呼ばれることが多い。
次男のマイクロビキニは弟の下半身透明を「賢弟」と呼ぶ反面、兄の野球拳大好きを「愚兄」と見下したり、三男の下半身透明は兄二人を「ネアカなスケベ野郎(野球拳大好き)」、「ネクラな露出狂(マイクロビキニ)」と見ているが、下半身透明と仲の良い地縛霊のあっちゃんを交えて三兄弟水入らずでカラオケや温泉旅行に行ったり、野球拳大好きと下半身透明が雪山で遭難したマイクロビキニを探しに向かう等、基本的に兄弟仲は良い。
また、三人揃って悪事を働いて退治されることは滅多にない。寧ろY談おじさんと並ぶ享楽主義な野球拳大好きや自身の能力で世界征服を目論むマイクロビキニがよく退治されている。三兄弟唯一の常識人である下半身透明は兄達みたいな酷い悪事を特に働くこともないため、ロナルド達とは親しい関係を築いている。
三兄弟揃って働いたのは、現時点で籠目原ミカヅキの初登場回(第78死)のみで、兄二人がミカヅキをマイクロビキニ姿にし、下半身透明がその醜態を写メしてSNSに晒している(しかしロナルド達が駆けつけると、下半身透明はバツが悪そうな顔ですぐに兄達のそばを離れたため、一人退治されることを逃れ、今度はロナルド達に吹っ飛ばされる兄達の醜態を写メしてSNSに晒していた)。
劇中ではほとんど明かされてないが、三兄弟には結構暗くて重めの深刻な過去があるらしい。
母親は催眠術の一族という強力な吸血鬼の一族の当主にして、「傀儡女」の二つ名を持つガブリエラ。元々半吸血鬼のダンピールとして生まれた三兄弟だったが、生まれて間もない頃に吸血鬼の母親によって吸血鬼化されたらしく、催眠術の一族もあるお家騒動で潰れてしまったとのこと。
野球拳大好きは母親の話題をふられると露骨に話を変えようとしたり、マイクロビキニは顔の事でコンプレックスを感じていたり、下半身透明は母親に育てられず長兄の野球拳大好きを親代わりに育った等、毒親的エピソードが多く、作者である盆ノ木至先生のTwitterでは、ガブリエラの存在を仄めかす意味深な内容の投稿がいくつか存在している。