吸血鬼三兄弟
きゅうけつきさんきょうだい
概要
野球拳が大好きな変態の長男・吸血鬼野球拳大好き(ケン)、常にマイクロビキニ姿の変態な次男・吸血鬼マイクロビキニ(ミカエラ)、下半身のみ透明化させられる常識人の三男・吸血鬼下半身透明(トオル)からなる三兄弟の総称。
ロナルドらからは(兄達程の変態ではない末弟の下半身透明を含めて)「変態三兄弟」と呼ばれる事が多いが、下半身透明から妹の様に可愛がられている地縛霊のあっちゃんを加えて、「四兄妹」になる場合もある。
なお年齢に関しては、野球拳大好きが1887年頃の生まれで、マイクロビキニは15歳ぐらい下、下半身透明は更にその18歳ぐらい下らしい。
野球拳大好きと下半身透明は人間の感覚で言うと、「親子ぐらいの年齢差」との事。
因みに三人が三人とも別々のモテ方をするらしい。
兄弟仲
次男のマイクロビキニは弟の下半身透明を「賢弟」と呼ぶ反面、兄の野球拳大好きを「愚兄」と見下したり、三男の下半身透明は兄2人を「ネアカなスケベ野郎(野球拳大好き)」、「ネクラな露出狂(マイクロビキニ)」と冷めた目で見ているが、あっちゃんを交えて三兄弟水入らずでカラオケや温泉旅行等に行ったり、野球拳大好きと下半身透明が雪山で遭難したマイクロビキニを探しに向かうなどと、基本的に兄弟仲は良い。
また、3人揃って悪事を働いて退治される事は滅多にない。むしろY談おじさんと並ぶ享楽主義な野球拳大好きや、自身の能力で世界征服を目論むマイクロビキニがよく退治されている。三兄弟唯一の常識人である下半身透明は兄達みたいな酷い悪事を特に働く事もないため、ロナルド達とは親しい関係を築いている。
三兄弟揃って悪事を働いたのは現時点で籠目原ミカヅキの初登場回(第78死)のみで、兄2人がミカヅキをマイクロビキニ姿にし、下半身透明がその醜態を写メしてSNSに晒している。しかしロナルド達が駆けつけると、下半身透明はバツが悪そうな顔ですぐに兄達のそばを離れたため、1人退治される事を逃れており、今度はロナルド達に吹っ飛ばされる兄達の醜態を写メしてSNSに晒していた。
三兄弟の過去
劇中では殆ど明かされてないが、三兄弟には結構暗くて重めの深刻な過去があるらしい。
母親は催眠術の一族という強力な吸血鬼の一族の当主にして、“傀儡女”の二つ名を持つガブリエラ。元々半吸血鬼のダンピールとして生まれた三兄弟だったが、生まれて間もない頃に吸血鬼の母親によって吸血鬼化されたらしく、催眠術の一族もあるお家騒動で潰れてしまったとの事。
野球拳大好きは母親の話題を振られると「暗くなる」という理由で詳細な説明を避けたり、マイクロビキニは兄弟と似ていない顔にコンプレックスを感じていたり、下半身透明は長兄の野球拳大好きを親代わりに育った上で母の顔を知らないなど、複雑な家庭事情が窺えるエピソードが多く、作者のTwitterではガブリエラの存在を仄めかす意味深な内容の投稿が幾つか存在しており、本編の第269死にてガブリエラの名前とシルエット(つばの広い大きな帽子にクリノリンドレス姿)が登場し、その後の第297死の回想シーンにて遂に初登場した。