概要
『がんばれいわ!!ロボコン』とは2020年7月31日より東映系で公開された短編特撮映画。
副題は『ウララ〜!恋する汁なしタンタンメン!!の巻』
特撮テレビドラマシリーズ『がんばれ!!ロボコン』『燃えろ!!ロボコン』から続く約20年ぶりの新作で『燃えろ!!ロボコン』に「ヒデ・I」名義で参加した石田秀範監督と脚本家の浦沢義雄の再タッグで制作された。
2020年7月30日より劇場公開。同時上映は短編映画の「スプリンパン」を挟み「人体のサバイバル!」が上映される構成。
キャスト
- ロボコン(がんばれいわ)(CV-斎藤千和/スーツアクトレス-神尾直子)
- 汁なしタンタンメン(CV-鈴村健一)
- ガンツ先生(CV-江原正士)
- ロビン(がんばれいわ) 演-土屋希乃
- 伊東カズオ 演-小浦一優
- 伊東ヨーコ 演-高橋ユウ
- トルネード婆々 演-清水ミチコ
主題歌
「がんばれいわ!!ロボコン-U-LA-LA」
歌-ロボコン(斎藤千和)
反応
ただでさえ浦沢+石田コンビというところに、キャスト発表からして「は?」と思わせる内容であったことからそれなりの覚悟を持って臨んだ大きいお友達も少なくなかった。
浦沢の弟子で脚本家の下山健人は初号試写で鑑賞して修行僧のような気分になったらしい。
案の定、上映直後から各所に阿鼻叫喚の感想が乱舞した。
製作状況
当初は2020年のゴールデンウィーク明けからの撮影が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて延期され、緊急事態宣言解除後の同年6月8日よりクランクインし、6月18日ころにクランクアップを迎える超短期間での撮影が行われた。
劇中に登場する中華料理屋も当初は店舗を借りる予定だったが、3密を避けるために東映東京撮影所で急遽セットを建てることとなり、従業員役のキャストは本番でもマスクを着けたまま演技を行ったうえ、さらに現場の人数を減らすための施策としてオールアフレコが採用された
このため、撮影現場は録音スタッフが不在であり、外部の音が入らないタイミングを狙って撮影する「音待ち」の必要もないため、時間短縮にもなったという。
キャストのオーディションもリモートで行われたとのことである。
連動配信について
本作の公開を記念して2020年7月23日から「がんばれ!!ロボコン」が東映特撮YouTubeチャンネルにて毎週木曜の22時から2話ずつ配信されているが、この配信時にその週での配信回の冒頭に前述の短編映画の予告を挟んていた事が、視聴者の間で物議を醸している。
そもそも「金曜〜日曜朝10時・毎日夜22時」の配信枠は「日替わりで過去に放送された番組の定時配信枠」として位置付けられており、その枠には通常「宣伝」の類は内包されない。
その代わり、かつては「AパートとBパートを分割して配信」し、後に「次回予告終了後にブラックバックを背景に右下にその作品のキャラクターと番組ロゴをエンドカード代わりに表示」する手法を採っている。
「何らかの宣伝」を挟む際には「定時配信とは別枠で、一挙配信かつ短期間の配信」という措置が採られているほか、定時配信枠で「半ば『番宣』に近い意味合いを持つ、現在放送中の作品にちなんだ過去作品」を配信する際も「番宣を内包する」ケースは一切無い。
2021年時点では火曜22時枠にて「機界戦隊ゼンカイジャー」の放送開始にちなみ「秘密戦隊ゴレンジャー」を充てがっている。
そのため(短編映画の内容はともかくとして)「映画公開とは関係なく『純粋に作品を楽しみたい』層」からはその辺の意図が伝わらず「他作品には無いのに何故これだけ?」「視聴ルーティンが崩れる」などと批判される事になってしまった。
関連動画
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