芋洗坂係長
いもあらいざかかかりちょう
1967年12月18日生まれ。福岡県北九州市出身で、北九州市観光大使も務めている。血液型はA型。既婚(離婚歴あり)。
本名は小浦一優(こうら かずまさ)。もともとはこちらの名義で活動しており、「芋洗坂係長」はピン芸人としてのキャラの一つであるが、ブレイクしたあとは芋洗坂係長の名前で認知されるようになっている。
身長166cm、体重105kg。頭囲61cm。
ホリプロ、トリガープロモーションなどを経て、現在はえにしんぐエンターテイメント(実質的な個人事務所)所属、芸映と業務提携。
私生活では一般人女性と結婚したものの離婚。その後2018年に、劇団員時代に知り合い、現在マネージャーを務める女性と再婚している。前妻との間に息子が一人おり、度々話題に挙げている。
実家は北九州市で長年営まれていた「清美食堂」という食堂であった。1998年に閉店したが、2014年に係長が実姉とともにオーナーとなる形で「二代目 清美食堂」として復活。
経歴
高校生の頃からダンスチームを結成し活動していた。高校卒業後上京し、ダンサーとして中森明菜や田原俊彦のバックで踊っていたほか、劇団「PROJECT TENSION」を立ち上げ俳優活動も行なっていた。なお、この当時は痩身のイケメンであった事が明らかにされている。
1988年、当時ダンサーとして働いていた六本木のショーパブで知り合った同じく福岡県出身で俳優志望の田口浩正と知り合い、意気投合。お笑いコンビ「テンション」を結成し、ホリプロ所属となる。主にコントなどを披露していた。テンション時代には、よみうりテレビの『電動くるくる大作戦』にコンビでレギュラー出演していた他、『不思議少女ナイルなトトメス』に揃って準レギュラー出演していたこともある。
1993年に田口が本格的に俳優に転向するため、また係長本人も舞台での活動に力を入れるため、コンビ活動を休止した。
休止後はホリプロの演劇・お笑いユニット「劇団万能カプセル」を経てイジリー岡田や下平ヒロシらと「劇団 I-CHI-MI」(のちに「東京アンテナコンテナ」として再編し、係長本人は2011年に卒業)を立ち上げるなど劇団での活動のほか、テレビCMの振り付けなども行なっていた。
2008年のR-1ぐらんぷりに「芋洗坂係長」として出場し準優勝に輝いたことで世間から一気に注目を集め、さまざまなテレビ番組に出演するようになる。
2022年現在はタレント・俳優として再び舞台を中心に活動しているほか、振り付けなどダンサーとしての活動、脚本家や絵本作家など幅広い分野で活躍を続けている。
もともとは劇団の公演で度々登場していた「肥満体型の男性会社員で、キレのあるダンスと哀愁漂う替え歌を披露する」というキャラがあった。これをもとにしたネタをR-1の舞台で披露した際「芋洗坂係長です」と名乗ったことがきっかけとなり「芋洗坂係長」と呼ばれるようになった。
基本的に係長は「ネタにおけるキャラとしての名前」ではあるが、そのインパクトから本名よりもこちらの方が一般に浸透しており、事務所の公式サイトも一時「芋洗坂係長オフィシャルサイト」という表記になっていた他、サイト内の公式プロフィールも「芋洗坂係長 俳優名:小浦一優」と表記されている。さらに、業務提携を行なっている芸映のサイトでも「芋洗坂係長」名義である。
俳優としては本名で出演しているが、作品によっては芋洗坂係長名義、または併記されることもある。例として、2021年に『仮面ライダーリバイス』にて『ナイルなトトメス』以来となる東映特撮出演を果たしたが、OPテロップでは本名に加え「芋洗坂係長」と併記されていた。