レピドテス

れぴどてす

大昔のガーの仲間。名前の意味は「ウロコで覆われたもの」。

概要

ジュラ紀〜白亜紀に世界各地に生息していた鱗骨類。一応ガーの親戚にあたる。

　

多くの種が含まれているとされたが、現在はゴミ箱分類（適当にまとめられたもの）だとしてタイプ種に密接に関係しているもののみをレピドテス属に含めることが多い。

ジュラ紀から白亜紀まで長期間繁栄しただけに高い適応力を持ち、川や湖だけでなく海まで広い範囲に生息していた。

上顎骨が頬骨に癒着していないため、鯉のように口を伸ばすことができたと考えられている。歯は丸く、硬いものを砕くのに適していた。この二つの特徴から、遠くから口を伸ばし貝や甲殻類を捕らえて砕いて食べたと思われる。

丸い歯は中世ヨーロッパにおいて、「トードストーン」なる特殊な珠とされており、年老いたヒキガエルを赤い布に乗せることで、カエルの頭の中から取り出すことができるものと考えられていた。

関連タグ

魚

　

バリオニクス…イギリスで発見されたスピノサウルスの仲間。腹部から半分消化されたこいつの化石が見つかっており、スピノサウルスの仲間が魚を食べるスタイルだったことの証拠とされる。