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現実主義勇者の王国再建記の用語一覧の編集履歴

2021-12-22 16:36:08 バージョン

現実主義勇者の王国再建記の用語一覧

げんじつしゅぎゆうしゃのおうこくさいけんきのようごいちらん

現実主義勇者の王国再建記の用語

地理

現実主義勇者の王国再建記の世界観を参照。


戦争・害獣駆除

1週間戦争(三正面戦争)

  • 文庫2巻

エルフリーデン王国禁軍が、空軍、陸軍、アミドニア公国軍の三者との間で戦った戦争。


東方諸国連合の魔浪

  • 文庫8~9巻

東方諸国連合で起きた魔物大量出現(魔浪)により、ラスタニア王国、チマ公国に被害が出る。

ラスタニア王国での魔浪時はラスタニア・フリードニア・ノートゥン連合軍によって治める。

チマ公国では東方諸国連合の軍と、後に来たフリードニア王国軍によって治める。


オオヤミズチ退治戦

  • 文庫13巻

九頭龍諸島で怪物オオヤミズチを退治する為に行われた戦闘。

国の成り立ちから一致団結できずに密漁する九頭龍諸島連合艦隊と、密漁されたフリードニア王国海軍との間で戦争寸前にまで行った。しかしオオヤミズチ出現により、両国が共闘し、オオヤミズチは退治される。これを機に、フリードニア王国、九頭龍諸島連合、トルギス共和国との間で海洋同盟が結ばれる。


東方諸国連合統一戦争

  • 文庫14巻

東方諸国連合で起きた戦争。フウガ率いる草原遊牧国家マルムキタンが魔王領を少しずつ解放し、東方諸国連合を統一しようと画策する。

レムス王国などフウガを支持した国もあったが、チマ公国・シャーン王国・ガビ王国の3カ国連合は反発する。3カ国連合軍とフウガ派で争うが、フウガ派が勝利する。

東方諸国連合はハーン大虎王国に統一される。


大虎ケイオス戦争

  • 「壊天の章」

大虎王国、ルナリア正教皇国、傭兵国家ゼムの3カ国連合軍と、グラン・ケイオス帝国軍の間で起きた戦争。帝国が帝都ヴァロワを包囲され、国家滅亡の危機になったが、海洋同盟の武力介入により停戦される。


魔王領侵攻

  • 「世界解明の章」

大虎帝国軍と海洋同盟軍が魔族が住む魔王領に侵攻する。

しかし、マザードラゴンとノートゥン竜騎士王国軍の介入で、大虎帝国、海洋同盟、魔族(シーディアン)との間で停戦する。


同盟・宣言関係の用語

対魔族人類共闘宣言(人類宣言)

帝国女皇マリア・ユーフォリアが行った最大の政策ともいえる対魔王領を前提とする国家間同盟。

魔族に対する人類の共闘というだけでなく、戦争停止・民族差別禁止にも言及した画期的なものとされている。

作中内でソーマが言及していたがヘルシンキ最終文書と酷似した内容であり、そちらにおける地球の国家が見抜けなかった問題点でもある「加盟国同時の争いといった外からの問題には効果的だが、クーデターや独立運動といった内部からの問題については、条約内容同士の矛盾で動くことができなくなる」という欠点が存在。

ソーマはそれをついてアミドニア公都ヴァンを併呑することで国内感情のコントロールを測ろうとしたが、ロロアの行動により彼にとっても不測の事態となる。

その事態を持ってマリアも危険性を認識したが、同時に現段階で宣言を白紙に戻すことが世界全体にとっての不利益と判断して続行される。同時に彼女自身は逆にこの欠点を利用したある目論見を持っており、のちにソーマとの間の「口約束」が結ばれることになる。

膠着状態を維持し状況の悪化を防ぐというものであり、裏を返せば「人類最強国家の帝国ですら」何の突破口も見出だせていないということであるため、魔王領の脅威に対する問題の根本的な解決策にはなっておらず、フウガの英雄としての飛躍を許してしまう。

帝国に比類する国のない時代は絶大な影響力を持ったが、フウガ勢力や海洋同盟の台頭により形骸化し、WEB版における「現実主義勇者の帝国建立記」で大虎王国と帝国の戦争後、解散する。


海洋同盟

WEB版における「現実主義勇者の大国建造記」。もしくは文庫13巻においてフリードニア王国、トルギア共和国、九頭龍諸国連合王国との間にできた同盟。

当初は「人類宣言」の延長だと思われかねないためにグラン・ケイオス帝国を加えることはなかった。のちにweb版における帝国建立記において帝国縮小後のユーフォリア王国も加盟する。

海での活動を生業とする者たちの暗黙の了解である「海の掟」を、明確に条約として結んで作られた国家間同盟。フリードニア王国が九頭龍諸国連合との関係改善を契機に、海洋交易拡大を目的に同盟を組んだ。



魔王領の完全解放宣言

WEB版における「現実主義勇者の帝国建立記」で海洋同盟とハーン大虎帝国の共同宣言によって、ランディア大陸中の人々に届けられることになった宣言。

その宣言内容はフリードニア王国と大虎帝国とで摺り合わせている。


1、魔王領へと踏み込んだ大虎帝国とフリードニア王国の連合軍は、その最奥で魔族と呼ばれていた存在と遭遇した。小競り合いはあったものの魔王ディバルロイと思われていた魔族たちの指導者であるマオと会見し、停戦に至る。


2、互いの情報を交換した結果、魔族とははるか北の海を越えてきたシーディアンと呼ばれていたべつの人類であることが判明。彼らはランディア大陸に住む人類をランディアンと呼んでいる。魔族との戦いは人類同士の戦争だったのだ。


3、シーディアンもまた魔物の被害を受け、このランディア大陸に逃れてきた難民だったということが判明。ここで魔物は脅威であるという点で利害が一致し、連合軍はマオと協力して魔物が溢れ出した最初の地点である『異界の門』を封じることに成功する。


4、異界の門が閉じられたことにより、十年に一度ほどの周期で発生していた魔浪は起きなくなるだろう。魔物はまだ各地に存在しているが、シーディアンとも連携して討伐に当たれることから、駆逐されるのもそう遠い日ではないだろう。


5、シーディアンたちが居る北の果ての都市ハーザルは、大虎帝国と海洋同盟の共同管理下におき、それぞれの庇護下に入る形となる。


以上5か条が発表された。


人類・種族

人類の年齢

長く生きる種族ほど身体、精神共に成長が遅い。

長命種族の精神年齢は

(実年齢)×(人間族、獣人族などの一般的な最長寿年齢〈凡そ百〉)÷(その種族最長寿年齢)を計算した数にあたる。

大陸暦1546年時点のカストールだと、160歳×100歳÷500歳=精神年齢32歳にあたる。

大陸暦1546年時点のエクセルだと、500歳×100歳÷1000歳=精神年齢50歳にあたる。


結婚

この世界では一夫一妻方式だが、一夫多妻、稀に多夫一妻の場合もある。


人間族

この世界の人口で大多数を占め、国王は人間族の割合が多い。


獣人族

妖狼族、猫耳獣人族などがいる。寿命は人間族と同じ100年未満。獣人中心国だとトルギス共和国がある。


半竜人(ドラゴニュート)

竜と伴侶である竜騎士との間に生まれる種族。竜の角・翼・尾を持っていて、五百年程度の寿命を持つ。種族として確立できるほど一定数存在する。


蛟龍族

海に棲まう伝説上の生物・蛟龍(シーサーペント)を祖先に持つ種族。鹿のような小さめの枝角と爬虫類のような尾を持つ。千年生きると言われている。かつて九頭龍諸島の島の一つに住んでいたが、島内の覇権争いに敗れ、エルフリーデン王国ラグーンシティ(の前身)に流れ着いた。ラグーンシティを愛するが故にその安寧を脅かす者は何人たりとも容赦しない。

大きな鹿角を持つ泳ぎの得意なナデンに出会ったことで、ソーマやエクセルは蛟龍族の祖先とされる蛟龍(シーサーペント)は、ナデンと同じ龍なのではないか、と考えている。


エルフ

長命種族。ダークエルフ、ハイエルフ、ライトエルフ、ハーフエルフなど分けられている。


  • ダークエルフ

褐色肌と銀髪のエルフ。

【エルフリーデン王国】

少数民族の部類に入り、高い戦闘能力を有する。部族の仕来りで主人以外の者に、女性は自分の夫以外の者に頭を下げないのが貞淑の証である。

生涯の忠誠を捧げる相手にはその者が死ぬまで忠誠を誓う。

「神護の森」を領地とし、森の守護者を“自称”するとともに、森を守るとされる神獣を崇めている(神獣信仰)。族長の娘アイーシャがソーマに登用されるまでは排他的で、他種族の森への侵入を禁じていた。災害発生時にも王都に救援要請は出さず、アイーシャにしか知らせなかった。

【ガーラン精霊王国】

ハイエルフに次ぐ地位にある。


  • ハイエルフ

赤い瞳が特徴的。美しい容姿の者が多いエルフ族の中でも特に美男美女が多い。かつて大陸で虐げられた歴史から、年長の者ほど選民思想に取り憑かれていて、ガーラン精霊王国においてはハイエルフ至上主義を掲げている。


  • ライトエルフ

色白で金髪のエルフ。

ガーラン精霊王国ではハイエルフに次ぐ地位にある。


  • ハーフエルフ

人間とエルフのハーフ。

ガーラン精霊王国では見下される立場。


三ツ目族

額に宝石が埋め込まれたように見える第三の目が特徴的。第三の目で、肉眼では見えない細菌を視認することができるため、衛生観念が高く、不潔な他人との接触を忌避している。そのため排他的な種族と思われていたが、ソーマが「衛生」の概念をエルフリーデンに伝えたことで名誉回復に至る。自分たちで抗生物質を製造し、寿命そのものは人間族と同程度ながら、他種族に比べて平均寿命が延びている。


小人族

成人しても子供の外見のままの種族。


天人族

獣人族との混血で背中に鳥の翼がある。北東の草原地帯に多くみられる。


人魚族

九頭龍諸島に住む種族。顔や腕に魚の鰭のようなものがある。


超大陸ランディアを中心とする世界における最強の種族。人類側とは基本的に相互不干渉。

純粋な航空戦力として他国で使用されている飛竜(ワイバーン)及び帝国が独占しているグリフォンを超える戦闘能力を持ち、更に人間サイズの人型の姿に変じることも可能。これらの特徴から戦力としての力と応用力が絶大であり、星竜連峰とノートゥン竜騎士王国は最盛期のグラン・ケイオス帝国すら積極的介入を断念するほど。

人間に変じる時は竜の時の鱗などが変化する形でドレスを身に纏う。また鱗は人間における爪や毛に近く、損傷で痛覚が刺激されることは無い。他種族との間でなければ子供を作れないため、竜騎士王国との契約は子供を産むために必要な契約ともいえ、基本的に契約するまでは中性的だが契約を交わすと契約相手の性別に合わせて体格が変化。子供は竜・騎士の種族・半竜人の三種類からランダムに生まれるが、契約相手が女性の場合は性質上、騎士の種族か半竜人の二択になる。

単独で真っ向勝負が可能なのは一部の例外を除き同じ竜騎士のみという存在だが、契約によって対外的な侵略活動を行うことを禁じられている存在。web版のコメントにおけるどぜう丸氏の返信から、そもそも「機能」として侵略活動が不可能に設計されている可能性が示唆されている。


魔族/シーディアン

魔王領に存在する魔物とは異なる存在。

人間と同様に戦略や戦術に則った作戦活動を行うことが可能であり、魔王領出現後の連合軍壊滅はこちらによるもの。反面それ以降は表立って活動することは無く、フウガの魔王領侵入によってそもそも魔王領のほとんどに魔族はいないということが事実上発覚する。

壊滅した連合軍の生き残りの発言などから「ディバルロイ」という単語が逐一出ており、この名を持つ存在が魔王ではないかという推測が成されているが、詳細は不明。また超大陸ランディアにおける人間世界の国家は言語が一つで統一されていたため、ソーマがトモエから話を聞くまで、ランディアの国家は魔族との対話という発想が出にくい状態となっていた。

大半の国家では魔族を知性があるだけの魔物の一種と認識されていたが、実際はトモエの能力ありきとはいえ対話が可能であり、またその魔族が半ば独断で彼女たちに逃げることを促しているなど、文明を持つ民族というべき存在でもある。そのためソーマ達は迂闊に知られると世界が割れるが、他国が先行して絶滅戦争になりかねない事態もまた避けねばならないため対応の苦慮することになる。

なお、魔族側からすれば、『魔族』と呼ばれるのは、魔物とほぼ同じ意味であり、蔑称にあたる。

魔族の故郷である北の地は、広大な海に、大小様々な島が無数に存在し散らばっている世界だった。

だから自分たちのことを海の民『シーディアン』と呼んでいる。


ランディアン

魔族は自分たちのことを海の民『シーディアン』と呼んでいるのに対して、

超大陸ランディア人のことは、陸の民『ランディアン』と呼んでいる。


魔法

魔法

魔素というエネルギーを利用して発動することができるという、超大陸ランディアにおける特殊な能力。

この世界の住人は火、水、風、土、光、闇の六つの属性のうちどれかに適性を持つことが特徴。そのうち火・水・風はその名の通りだが、土は実体としては重力操作に近く光属性は回復魔法。それ以外の特殊な力は闇属性とされているが、こちらの保有者は極めて少ない。また海上では水属性以外の魔法は効力が大幅に落ちるという特性を持つ。

一定以上の水準の使い手は魔導士と呼ばれて重宝されており、これにより地球では高度な科学や大型の重機を必要とする物事が人の手でできるため、地球に比較すると超大陸ランディアの文明レベルはかなりバランスがバラバラになっている。こと個人の技量で強力な遠距離攻撃が可能なことと、後述する付与魔術の存在もあり、いわゆる銃火器は開戦用の大砲程度しか開発されてない。


付与魔術

物体に魔法の効果を与えることで強化する魔法。

その性質上魔法を付与される物体のサイズが大きいほど籠めれる魔術が増えるため強力になる傾向があり、武器自身の切れ味があまり重視されず、飛び道具も弓や投げやりの方が威力が高まる傾向にある。そのためサイズが非常に小さい銃弾はあまり意味をなさないため、銃火器はろくに発展してない世界となっている。


魔物・怪物関連

魔物

いわゆるモンスターに近い存在であり、より厳密にいえば「ダンジョン」もしくは「魔王領内の非魔族」とでもいうべき存在。魔族は魔物を食用として食べており、また魔王領からの攻撃は事実上の魔物の大量発生であることから、魔族と魔物は人類側における「人間」と「動物」に近い関係性と推測されている。

後にイチハ・チマが各部位を分けて描いた絵を見たことで「魔物学」とでもいうべき学問が成立。これにより対魔王領だけでなく、ダンジョン攻略といった数多くの活動に大きな貢献が成されることになる。


ダンジョン

この世界のいたるところに存在する地下遺跡。本来魔物とはこのダンジョンから生まれている存在として定義されており、魔王領という特例を除けばダンジョンから抜け出ない限りは発見されない。

ダンジョンの核となるダンジョンコアを破壊することでダンジョンは死に、魔物の出現も止まることが特徴。また数代前のエルフリーデン国王の時に、マクスウェル家によってダンジョンコアを利用することで広範囲の同時通信を可能とする玉音放送の機能が発見されており、有力国家はダンジョンコアを保有することでお触れを出すなどといったことに使用。ソーマはこれを利用してテレビ番組に近い放送局という形で利用している。


魔浪

魔王領から大量の魔物が南下してくる現象。数年に一度の割合で起こる。東方諸国連合に属する中小の国々は自国のみでの対処は不可能、連合軍の配備にも偏りがあるため、加盟する「人類宣言」に則った帝国からの援軍派遣に頼っていた。1547年の魔浪ではラスタニア王国をフリードニア王国が、チマ公国を連合内の諸国+フリードニア王国が救援した。


オオヤミズチ

海に棲む怪物。ソーマは魔物と区別するため「怪獣」と称した。海竜類のような首、貝に覆われた胴体、蟹鋏が付いた八本の触手を持つ。昔話の厄災として九頭龍諸島に伝わっており、大型の水棲生物だけでなく人類も捕食する。九頭龍諸島の各島を脅かしていたが、フリードニア艦隊・九頭龍諸島艦隊の連合により退治され、亡骸は両国の将兵たちに食べられた。

ソーマは、霧の中では八本の触手が頭と合わせて九つの頭を持つ蛇のように見えることから、「九頭龍諸島」という名の由来でもあり大昔に神と崇められた「九つの頭を持つ蛟龍」と同一の存在である可能性を疑っている。


関連タグ

作品関連


本編

文庫名収録本pixiv・なろう小説
現実主義勇者の王国再建記文庫1巻~文庫4巻現実主義勇者の王国再建記
現実主義勇者の王国再建記文庫5巻~文庫10巻現実主義勇者の王国改造記
現実主義勇者の王国再建記文庫11巻~文庫15巻現実主義勇者の大国建造記
現実主義勇者の王国再建記文庫16巻~現実主義勇者の帝国建立記

キャラクター関連

※太字は中期・後期ヒロイン

※項目は初登場時の立ち位置で、主要キャラを記載

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