CV:加藤将之
概要
リ・エスティーゼ王国やローブル聖王国に突如襲来した、仮面の大悪魔。
口調は誰にでも敬語を使うなど、丁寧で所作も礼儀正しいが、慇懃無礼で冷酷、人間の苦しむ姿を酒の肴に嗜む悪魔らしい残忍な性格で、あるアイテムを手に入れるためだけに、リ・エスティーゼ王国王都に多数の眷属を放ち、多くの人々の命を奪い、多大な被害をもたらした。
また、アベリオン丘陵の亜人達を支配下に置いて同地を制圧、その後は亜人達を率いてローブル聖王国に侵攻、こちらでも暴虐の限りを尽くしている。
王国襲撃の際に冒険者モモンに撃退されたため、因縁の相手として見ている。
これらの事から、人類の国々からは国家の存亡さえも揺るがす『世界の敵』たる極大的脅威として、認識・警戒されている。
仮面を被った人間の姿は仮初に過ぎず、本来の姿は巨大な人型の魔人の如き怪物で、憤怒を思わせる邪悪な顔に鋭い爪と牙、蛇の尻尾、巨大な翼と拳に灯る炎など、見る者を恐怖させる。
同じように仮面を被った五人のメイド悪魔、『アルファ』『ベータ』『イプシロン』『デルタ』『ゼータ』を従えており、王国最強クラスの魔法詠唱者(マジック・キャスター)たるイビルアイと、互角に渡り合う程の戦闘力を有している。
また、ブレイン・アングラウスが遭遇した、純白のドレスを着用した仮面の吸血鬼も協力者と思われ、本人の戦闘力だけでなく、その勢力も非常に強大である事が窺える。
RPGアツマール版『オーバーロード』では、ラスボスとして登場。
強さ
アダマンタイト級冒険者チーム『蒼の薔薇』のイビルアイをして、「バケモノの中のバケモノ」と言わしめた圧倒的な力を持ち、英雄をも超える逸脱者級の彼女を軽くあしらった。
主な使用魔法・スキル
- 次元封鎖(ディメンジョナルロック)
転移の魔法を無効化する。
- 獄炎の壁(ヘルファイアーウォール)
地獄の炎による壁を作り出す。
- 悪魔の諸相:豪魔の巨腕
右腕を肥大化させる。
- 悪魔の諸相:鋭利な断爪
両手から80cmを超える程の、鋭利な爪を生やす。
- 悪魔の諸相:触腕の翼
背中から生やした黒い翼を、触手の如く伸ばして
攻撃する。
- 悪魔の諸相:煉獄の衣
地獄の炎を身体に纏う。
特殊技術によって炎系ダメージを向上させているため、例え炎に対して完全耐性を持っていても、まともに喰らえば無傷とはいかない。
- 悪魔の諸相:八肢の迅速
ドラマCD『封印の魔樹』で使用。
自身の素早さを急上昇させ、目にも止まらぬ速さで動く。
- 悪魔の諸相:おぞましき肉体強化
WEB版で使用。肉体能力を一時的に増大させる。
- 明けの明星
WEB版で使用。範囲攻撃の様だが、詳細不明。
- ソドムの火と硫黄
WEB版で使用。詳細は不明。
- 石化の視線
WEB版で使用。
距離は短いが、視界に入った複数の対象を石化させられる。なお、ゲーム上だと効果範囲のエフェクトがダサい。
関連タグ
因縁の相手。自分以上の実力を褒め称えた。
取るに足らない雑魚。
一目見た時から、優秀な殴打武器になると確信していた。
- ???(ネタバレ注意)
部下の『頭冠の悪魔(サークレット)』の、素敵なアクセサリー。
異形種への反感を強める行為によって、敵視される。
ネタバレ?
正体はもちろんデミウルゴス。
モモン(アインズ)の名声を手っ取り早く高めるための、『強敵』として演じている。
ちなみに、ローブル聖王国で判明した『本来の姿』とされた形態は、部下の『憤怒の魔将(イビルロード・ラース)』がデミウルゴスと入れ替わって、ヤルダバオトを演じたもの。
配下の仮面のメイド悪魔の正体もプレアデスで、協力者の吸血鬼もシャルティア・ブラッドフォールン…即ち全部ナザリックのせいである。
マッチポンプなんだし仕方ないよね!